憑神 [時代劇]
★満足度75点
浅田次郎は本当に幕末が好きなんだなぁ 影武者のお家柄というのも本当にあったのか知らないが、幕末では形骸化した役職はあったから、あながち作り物とも思えない。
最初はコメディ路線で行くのかと思ったら、最後の方はホロリとさせる。うまいなぁと思った。 慶喜が蟄居していたことを逆手に取って、最後の将軍の影武者にさせるとはナカナカの展開
最後の花道がやけにギャラリーが少なくて、個人的にはもっと盛大にやってもよかったんじゃないかと思ったけど、侘しさの中に男気が映えるからあれはあれでいいのかな。 ああもさっぱりと死を受け入れられると逆に悲しさが募る。不思議だ。武士の生き方の中で、ああいう幕の引き方もあるんだなぁ。
編集の悪さと浅田次郎のいらないカット(笑)のせいで多少減点
俳優メモ>>江口洋介
しっかし江口洋介は幕末多いですね。大河【新選組 ! 】 でも龍馬やってたし、【竜馬の妻とその夫と愛人 】でも龍馬やってたし。だけど坂本龍馬をやっても勝海舟をやってもほぼ同じ演技だなぁ。男らしくて観ていて飽きない演技ですけどね。
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