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マリークワント展@渋谷Bunkamura [■ART]

■渋谷Bunkamura

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/

数週間前、友人とマリークヮント展へ。
ミニスカート、極太ストライプ、大きなくるみボタン、全部可愛い&ミニマム!
展示されていた服全部、そのまま復刻して欲しいと思った!


考えてみたら60~70年代当時のSF映画は、マリークヮントなどファッション界からも大いに影響受けたと思われるビジュアル。前髪ぱっつん、ミニスカートのAラインワンピ、ハイブーツ。
塩化ビニール製ポンチョなど、当時は新しい素材にも果敢に挑戦。

現在のラインナップはまるで駄作。
日本でのアパレルの展開は全く皆無に思える。何故だろう?
私も最初にマリークワントを知ったのは、化粧品やポーチからだった。
詳しい知人によると、昔の服はvintageで高値がついてるそうです。

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時計じかけのオレンジ (字幕版)

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  • 発売日: 2014/02/21
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未来惑星ザルドス (1974年)

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華氏451 (字幕版)

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  • 発売日: 2014/03/15
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不思議惑星キン・ザ・ザ(字幕版)

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  • 発売日: 2022/02/17
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惑星ソラリス Blu-ray 新装版

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  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • 発売日: 2016/06/24
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エンドロールの続き [ヒューマンドラマ]

満足度★75点

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■夢の象徴でもある光の描写とインド社会の闇が対比に。編集が雑で各エピソードが散漫


映写技師がフィルムを扱うときの手仕事と母親が弁当を作るときの手作業の暖かみが、後半の工場の無機質さと対比となり、より一層心の通ったものに感じさせる。


全般的に映写技師との交流、少年らのエピソードなど色々ちりばめられているのだが、編集が散漫なイメージは拭えない。映画館に通っていたのはサマイだけだったのに、いつのまにかクラスメイトがサマイの映画仲間となっていてその過程が見えにくいし、中盤盗んだフィルムはgalaxy座のものかと思いきや別の映画館に配給される物だったし、父親のチャイ屋も立ち退き宣告されたが、まだ先のことであるのかラストまで営業している。
宝物が壊され別の物に変貌していく過程は少年の心に深い傷となる大事なエピソードだが、フィルムが腕輪となる場面が少し長いかな。それだったら仲間がGALAXY座にペンキを塗る場面などもう少し丁寧に描いて欲しかった。あそこはGALAXY座のリニューアル断念直後に挿入すればちょうど良かったのでは。

サマイが魅入られる光の描写、コノハズクやリスやライオン(…生息してるっけ?)などインドの自然の美しさと対比して、カーストの格差と差別の闇も垣間見える。
今まではカーストが格差を生んでいたが、現代では英語が話せるのかどうかが格差を生むという現状も伝わった。

またインドの映画の役割が、宗教のプロパガンダのようなものが主流だったこともよくわかった。なるほど、踊りが多いのは、日本で例えると盆踊りや祭りを映像化しているようなものと思えばいいのか。

監督がインタビューで語っていた。「現代は与えられるものが多すぎる。無からこそら、創造力がうまれるのでは」と。好きという情熱が、無から創造を生む。

サマイを通して、そういった忘れかけていた子供の時のキラキラを思い出させてくれました。
ラストはじわっと泣ける。母の弁当よ…。

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2022年度の鑑賞映画・駆け足レビュー② [▼各年鑑賞映画リスト&ベスト5]

■クワイエット・プレイス 破られた沈黙(78点)
生き延びた二人の姉弟の成長を軸に描く。 対照的な性格の姉弟が別行動中に、各々モンスターと対決する場面は画(え)的に興奮する。モンスターに見つかっていなかった奇跡の島の住民の一人にジャイモン・フンスー。
全編を通して大きな脅威に逃げ隠れてばかりでは一歩も進めない…という強い意志とメッセージを感じた。しかし、モンスターより恐ろしいのは人間か?モンスターは周波数の他に、泳げないという弱点も露呈。
モンスター襲撃当時の様子も描かれ、前回で謎だった部分が回収される形となった。
それにしても、相変わらず裸足だったけど、スニーカーでもあんまり変わらないと思うんだけどどうなの?

クワイエット・プレイス 破られた沈黙 [Blu-ray]

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■42~世界を変えた男~(85点)
白人にも差別の体験を共有させる…。「理不尽な差別」を自分が受けているような錯覚はやがて連帯となり、敵の敵は味方となる。それは本来真っ当ではないやり方だろうけども、ハリソン・フォード演じるドジャースGM、リッキーの思惑通りとなった。
ひたすら暴言と暴力に耐えて非暴力を貫くジャッキーの姿に感服する。黒人であることよりも前に、彼の中の野球への情熱が、チームメイトの心を動かしたのだろう。今、メジャーリーグではあたり前に存在する「ジャッキー・ロビンソン・デー」。タイトルは大げさではなく、確実にジャッキー・ロビンソンはアメリカ史を変えた。

42~世界を変えた男~ [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2014/11/05
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■奇跡の絆(70点)
ホームレスの支援事業に携わる女性、デビーはある男を気にかけ、自立を助けようとする。不倫の償いの代わりに慈善事業を手伝う夫・ロンの心の変化がみもの。優れた観察眼や洞察力を持つホームレス・デンバー役にジャイモン・フンスー。本人の努力ではどうしようもない差別や過去の傷を負い、静かな怒りをたたえている。
デビーがなぜここまでデンバーに肩入れするのか、という理由が夢に現れた「お告げ」というのが、無神論者にとってはちと理解しがたい。人助けにいちいちそれらしい理由がなくてもいいだろうと思うので、この点が少しひっかかるところ。でもまあ実話だからしょうがない。
それを抜きにして、ロンがデビ―への愛をよみがえらせると共に、他人を助けることへの喜びを見出すさまは、静かな感動を呼ぶ。他人を助けることは自分自身の心を癒す事につながるということが、如実に伝わる作品。



奇跡の絆 [DVD]

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■永遠の門 ゴッホの見た未来(85点)
ゴッホがみる景色の美しさと感触を、絵画に入り込んだような表現で描き、彼が見た景色は本当にこうだったのではないかと思わせる。「なぜ絵を描くのか?」という問いに「自分だけに見せる神が作った自然の美しさを解き放ち、他の人間に示す」と答えるゴッホ。伝道師的な使命感を持っていたというのは独特の着眼点。
それにしても、あるがままを受け入れなければならない立場の神父が、さも自分が神であるかのようにふるまい、ゴッホに絵をやめさせようとしたのには腹が立つ。しかも自分は善行を積んでいると思っているから厄介だ。ゴッホは意外な理由で死ぬが、実は判然としていない歴史ミステリー。劇中でも死の瞬間はぼかされている。

永遠の門 ゴッホの見た未来 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2020/06/03
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■100日間のシンプルライフ(65点)
2人の男が全ての家財道具を倉庫に預け、1日1つずつ必要なモノを取り戻していく争いを描く。持ち物全てをリセットした青年の実験生活を綴った、フィンランドのドキュメンタリー「365日のシンプルライフ」がベース。 高度なAIによる新商品の斡旋により買い物依存症に苦しむ現代人をあぶりだす。 中盤はやや中だるみし、結末もなんとなく予想できてしまうものだったが、幼馴染の二人が元々成功者の部類にはいるし、「日々の生活にほんの少し物足りない気持ちを持つ」という普遍的な人物だったので、反動で得られる感動は薄め。ほどほどに風刺めいていて、ほどほどにほっこりする話でした。 

100日間のシンプルライフ [DVD]

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  • 発売日: 2021/07/02
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■1917 命をかけた伝令(90点)
飛んでくる銃弾、空を震わせる爆撃機の轟音、土の匂いや血の触感すら伝わってくるような、圧巻の臨場感。 全編ワンカットの映像は、兵士に完全密着したドキュメンタリーのようでありながら、恐怖に喘ぎながらも使命感にもえる被写体の表情をとらえた完璧なカットにより、いかにも映画的な恰好よさを湛えている。
もちろん実際にワンカメ・ワンカットであろうはずがない。主人公が屋内に入る時、塹壕を飛び越えるときなど、一瞬隠れるその障壁をうまく使って編集したと思われる。この完璧なつなぎが故に、鑑賞している間「これは映画だ」という意識が片隅にあり、払拭はできない。ある意味、壮大な仕掛けの舞台装置を見ているよう。
しかし戦争を体験したことのない多くの人たちにとって、これ以上のリアルは無いのでは。まるで主人公の戦友のように戦地へ放り出される没入感は、他の戦争映画とは一線を画する。
塹壕、地雷、腐敗する死体、敵と味方の区別がつかない暗闇…。 時間と命の重みを共有しながらたどり着いた先、取り振り向いた上官が「ベネディクト・カンバーバッチ」という最高の仕掛けで、映画的興奮は最高点に達する。



1917 命をかけた伝令 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2021/03/03
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