「もじイメージgraphic展」グラフィック展へ@21_21designsight [■ART]
●西武グループやラフォーレなど印象的で時代を象徴するポスター群。
●漢字をばらばらにするとアルファベットになるという知育玩具のような積み木
などなど、写真+文字、イラスト+文字でこれだけ遊べるといういい見本市のような展覧会でした。
さらに選択したフォントやタイポグラフイにより、その物のイメージを左右する。
文字の内容をダイレクトに伝える紙媒体だけでなく、商品パッケージやブランドイメージにも大きな影響を与える文字。デザインの深さを感じました。
この細いフォントをカタカナで使う度胸。ル・ルが並んでいて美しい
ギリギリ読めるか読めないかの相撲文字のようなフォント
全く同じ文章「グラフィック展・作品募集」もこれだけバリエーション。
葛飾出身というクリエイターの作品
●fruit in life
ちょっと疲れたので「fruit in life」で苺パフェ。
苺とリンゴのフルーツたっぷりでグラノーラも合いました。
ウェス・アンダーソンすぎる風景展 [■ART]
映画の映像をすべて「真正面」に、人物が絵画のように定位置に「固定」された画を撮り続ける稀有な映画監督、ウェス・アンダーソン。
…「これ、ウェスっぽい!」という風景を、ファンたちが「#AWA」(アクシデンタリーウェスアンダーソン)のハッシュタグをつけて投稿した写真の展覧会。
真正面でぽつんと。カラフルで温かみのある色、そして「空」が肝。
ホテルも入り口ではなく、最上階と空を撮っている。そこに物語性というか、小説の行間のような「間(ま)」を感じる。
これはかなりの発見。絵本のようでもあり、異次元の入り口のようでもあり。シュールなダリの絵画のようでもあり。写真の可能性を感じます。
建物の歴史的背景も書いてありますが、写真を見せたいので解説版は小さめ。
それをとことん読み込みたい人は、展覧会費用をケチって、最初から図録を購入するのも手だと思う(笑)。
とにかく、旅に行きたくなること請け合い。
日本は看板や、立ち入り禁止などのコーンとか、のぼりなど余計な物を置きすぎなのだと気が付く。
店もポスターや余計な物をべたべたと張りすぎ。一番末尾の、郵便局の潔さを見よ!
なんと上は北朝鮮。
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【ガウディとサグラダファミリア展】国立近代美術館 [■ART]
その造形は、ひもといてみれば難解なようで単純。
彼の人間の造るものは自然の影響の範疇からでることはない、という意見に納得。
ガウディの建築は素人がパッと見ると、どうやって設計したのかわからないぐらい複雑なパーツを組み合わせたようにみえますが、実は自然界に存在する造形美を生かしていることや、「平曲面」と呼ばれる直線から曲線を生み出すシンプルな手法をとっていることを知りました(例:同じ長さの棒を横一列に並べて、片側を持ちあげると波のようになる)。
さぞや職人泣かせなのではと思いきや逆で、実力をとわず簡単に作業できるように考えられていました。円周率ができなくても、棒と紐さえあれば誰でも円をかける的な…。素人考えですが、そんな自然の摂理を建築に落とし込んだ人がガウディなのかなと。
フニクラと呼ばれる応力構造の実験(柱のモデルに重りをつけて逆さづりにして重力の均整がとれた形を反転してそのまま建築する)や、庭に生えているシダ植物の型をとって、鉄柵のデザインにしていたのも、面白い発見でした。
あと興味深かったのは、当時欧州では洞窟を模した暗い地下に作られた水族館が流行っていたり、パリ万博が開催されたりなどして、世間的に「探検」「未知の世界」という気分が醸成されていたこと。それがガウディにも少なからずとも影響されていたという部分。
最後のエリアでNHKのドローンからの空撮映像が流れますが、この映像にはうっとりしました。温かみのある赤い屋根の街並みの中に木が生えているようなサグラダファミリア。協会自体が一つの彫刻のようです。昔見たドキュメンタリーで、ガウディは空に根をはる植物のような建築を思い描いていたのでは・・・とナレーションが入りましたが、まさしくその通りだと思いました。
SUPER X8 feat.レスリー・キー@X8ギャラリー [■ART]
SUPER X8 feat. The Asahi Shimbun Digital Fashion issue
ジャンポールゴルチエのショーを見に行った時に、インスタで宣伝されていた、レスリー・キーというフォトグラファーの展覧会に行ってきました。
ハイブランドとモデルのコラボのポートレートの作品群でsuperというプロジェクト名(?)のようですが、彼の個展なのかブランドの宣伝広告なのか、いまいち主旨がよくわかりませんでした。
とにかく被写体の美しさ、写真のかっこよさにはどっぷり浸りましたが(笑)。
写真集も販売はしていないようです。
▼ジャン・ポール・ゴルチエのファッション・フリーク・ショーのポートレート
元祖スーパーモデル、シンディ・クロフォード
ハイジ・クラム
ハイジ・クラムと娘のレニ・クラム
レスリー・キー氏の恋人でモデル
画廊の夜会2023 [■ART]
https://www.ginza-galleries.com/web-yakai
マリークワント展@渋谷Bunkamura [■ART]
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/
数週間前、友人とマリークヮント展へ。
ミニスカート、極太ストライプ、大きなくるみボタン、全部可愛い&ミニマム!
展示されていた服全部、そのまま復刻して欲しいと思った!
考えてみたら60~70年代当時のSF映画は、マリークヮントなどファッション界からも大いに影響受けたと思われるビジュアル。前髪ぱっつん、ミニスカートのAラインワンピ、ハイブーツ。
塩化ビニール製ポンチョなど、当時は新しい素材にも果敢に挑戦。
現在のラインナップはまるで駄作。
日本でのアパレルの展開は全く皆無に思える。何故だろう?
私も最初にマリークワントを知ったのは、化粧品やポーチからだった。
詳しい知人によると、昔の服はvintageで高値がついてるそうです。
ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode [■ART]
全然古びて見えないドレスやワンピースの数々。
「CHANEL №5」百年前ですって。
言わずもがなの「リトル・ブラック・ドレス」はうっとりするディティール。
・黒=喪服の概念を打ち壊す。
・ハンドバッグにチェーンストラップをつける。
・世界初の人工合成香料を創る。
・旅行用の化粧水やクリームや香水のボトルを作る。
・つま先を保護するためバイカラーのパンプスを作る。
既成概念を打ち壊す品々は枚挙にいとまがありません。
気が付いたのですがChanelは使う色を制限している。どんな洋服にも気品さとシックさが同居しています。
展示品と同時に当時の記録映像が加わることで時代の醸す雰囲気にも浸れます。
Chanel自身が積極的に映像に出演しているのも見どころでしょう。
帰りはラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 丸の内店で大人の女子会♪
2次会は、丸の内の「GARB Tokyo」で夜風に当たりながらビールを飲んで語りつくしました。
ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode [■ART]
現代のファッションの雛型はすべてCHANELが作ったと言っても過言ではないことを再認識しました。
全然古びて見えない、ドレスやワンピースの数々。
CHANELの五番、母親が勝負の時に必ずつけていたのを思い出す(笑)。
子供の時はただただ臭かったとしか記憶がないけど、あのとき母親は精いっぱいのおしゃれをしていたんだなと今ならわかる。
ハンドバックにチェーンストラップ、バイカラーのパンプス、黒いミニワンピース。
今では「普通」のファッションも、当時は「非常識で画期的」。
女性がコルセットをつけることが当たり前だった時代、歩くたびに風のように揺れるたっぷりのドレープは、街を颯爽と出歩く活発な新しい女性の時代の幕開けに相応しかったんだろうな。
■ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション
動物写真家・前川貴行「生き物たちの地球」展 [■ART]
https://www.jps.gr.jp/kaiin_tell/maekawa-202207/
人間より動物が好きな自分。こんなに多種多様な生き物が住む星ってすごい。
自然の動植物や地球そのものが不思議だなぁと感じない人が不思議でならない私です。
ご本人がいらっしゃったので、質問。
ゆったりしていた熊が、突然スイッチが入って襲ってきたりしたことがないのか窺うと、そういうことはあまりないそうです。出会ったときに「動物の気」というものを読んでいるんだろうなぁ。
登山をやる私。一眼レフを持っていた時代もありましたが、ファインダーをのぞくと被写体がわからなくて酔います、と話すと「慣れです」ときっぱり。(笑)
前川さん、猿に囲まれたこともあるそうです。噛まれたりひっかかれたりもするが、放っておくと慣れてどこかへ行くか「なんでもないもの」として無視してくれるそうです。
私も過去、登山口の林道で猿に囲まれたことがありましたが、雌の方が気が弱いからすぐ威嚇するんですよね。
雄猿の方が強いからか悠然としています。