「リポビタンDチャレンジカップ2022」10月29日(土)ニュージーランド代表戦 日本代表 [スポーツ]
10月下旬とは思えない暖かさで、というかむしろ暑い!日でした。
6万人超えの観客の熱気に、久々に鳥肌。
道中も、JR信濃大町では特設ラグビーグッズが販売していたり、出店も多くて賑わってました。
会場ではJスポーツの番組「らぐびーわんだほー」の名物司会者「あんちゃん」を見かけたり、席の近くではオールブラックスの他のメンバーも見かけたり。その中になんとマッケンジーの姿も♪
試合は残念ながら負けたけど(勝ったら大ごとですが)、果敢に攻めたJapanに惜しみない拍手。
しかし会場をぐるっと一周しているときにメンバーにスタオベをしていたら目の前のおっちゃんが「座れよ!」と怒鳴っていたけど何故に???? 選手にスタオベしてるんだから水を差すなよ!と、思わずうるせえな!と言っちゃいましたよ。変なの…。コビット19騒動で価値観変わっちゃったのかしら…?
選手の方もきっと、「自分らが不甲斐ないから拍手が少ないのかな」なんて思ったかもね。
もちろん、試合内容に不満だった人はそれでいい。皆が同じ熱量で声援を送れともおもわない。ただ、拍手を送ってる人に文句言うのはおかしいと思う。
岳‐ガク‐ [スポーツ]
■邦画はなぜ天を仰ぎ叫ぶのか…無難にまとめたが大げさな演技が残念
何かと批判の対象になりがちな漫画原作の実写化の中で、バランスが良く無難にまとまった作品。
話の軸を新米救助隊員の久美ちゃんに置くことで、山岳救助隊の置かれた状況や救助の難しさや、直面する死に対しての恐怖や葛藤などがストンと伝わる。
漫画ではえげつない死体の描写も、きれいすぎず目を背けたくなるほどでもない。
超人・三歩の活躍の場も、無理にエベレストまで足を延ばさず、穂高だけに絞ったことで地に足着いた話になったとは思う。
だがなぁ…何で邦画って、どれもこれも悲しいとき天を仰いでわーわー叫ぶのかなぁ。
叫ぶのは悲鳴だけでいいのよ、うん。三歩の回顧場面で相棒が落下した時、「あーまたこれはくるよくるよ。上を向いて〈あー〉って叫ぶよ」と思ったもの。個人的には『 世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD] 』辺りから、定番化したと怪しんでいる。
あといい感じに演技してた子役。ジャングルジムで無理に泣かせなくても。僕、泣けます!って張り切ってみせると余計目に付いちゃうからね…毎回毎回製作委員会を立ち上げる日本の映画システムや、演劇や芝居だけを総合的に学べる大学がないことなどで(音大や芸大はあるのに)、演技指導がとってつけたものになってしまうのだろうか。
話は戻るけど、簡単なスノーハイクとセルフビレイくらいしかできない私でも、最後のダブルアックスの跳躍は「無いな~!」と思わずにはいられなかった。
クレパスの二人を視認もせず飛ぶなんてねぇ。二人が下におらずにまた位置がずれてたらどうするの?クレパスを平行して移動するなんて無理だよ?三歩、無駄死に。
おそらく絵的に、遭難者を背負った久美ちゃんの壮絶さの衝撃を狙ったものだろう。
しかしクレパスの中を確認する三歩の背中を映して跳躍させるなど、他にやりそうもあったのでは?
あんなマフラーの紐のきれっぱしで(しかも細すぎ)わかるもんかね。
この映画は「ミッション・インポッシブル」でも「ダイ・ハード」でもない。
ラストも足切断した人を無理に動かしちゃダメでしょ。なんで最後二人担いで無理に動いてるの。
稜線で二人横たわっててもいいじゃない。急に雑になっちゃった詰めの甘さが際立つ。
アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル [スポーツ]
■超不運な女性
あくまでフィクションなので鵜呑みにするわけにはいかないが、多少の誇張はあったとしても、母親についてはおおむね事実のようだ。
リレハンメル冬季五輪での靴ひも事件は、記憶にしっかり刻み込まれている。まさか、そのときは彼女にこんな波瀾万丈な生い立ちがあったとは思いもしなかった。
それにしてもこの毒親。過干渉でDV激しく、才能ある子供を自分が産んだことの誇らしさと子供に対しての妬みという相反したものも感じたが、絶対に優しくなどしてやるものかという徹底的な攻撃性でトーニャを支配下に置こうとする。
彼女が自己弁護ばかりするようになってしまったのは間違いなくこの母親の影響。
誰からも援護してもらえない人間は、自分で自分を弁護するしかない。自分しか味方がいないのだから。
それに加え、彼女の周りもろくでもない人間しかいない。最初は優しかった夫も暴力を振るうようになり、虚言癖のある夫の友人も彼女の足を引っ張るばかり。そういう人間ばかり引いてしまうのは彼女自身の性格ゆえでもあるが、そのように成長してしまったのは、やっぱり母親のせいだと思わざるをえない。
そして彼女のスケートスタイルがスケート界にそぐわなかったという、スポーツ界ではよくある悲劇も彼女の攻撃性に拍車をかける。芸術を競う競技によくあるのだが、彼女のスケーティングがいわゆる審査員が好きな伝統や流行にそぐわないというのである。どれだけジャンプしようと技術が優れていようと、選択する衣装や音楽が芸術的ではないと言われてしまうのだ。
アーティスティックスイミングなどでもしばしば起こる問題だが、例えば日本チームが和のスタイルを前面に押し出すと芸術点が低くなる傾向にあると感じる。発祥である西洋の伝統にそぐわないというのだろう。トーニャのいう通り、それは個性を失くせ、と言われていることに等しい。
この映画はそういうスポーツ界の問題点も浮き彫りにしている。
トーニャがケリー襲撃の首謀者なのかどうかは、関係者の証言が食い違うので闇の中だが、彼女のスケートへの強い思いだけは本物で、並大抵のものではない。あのスキャンダルの中、よく五輪の場に立てたと感心してしまう。
この強靭な意思も母親譲りなのだと思うと、ちょっと複雑な思いもするのだが、子供時代にのびのびと育てられれば、きちんとメインストリームで成功できた人なのかもしれないと思うと、やはり可哀そうでならない。
クリード チャンプを継ぐ男 [スポーツ]
■ロッキーという男の生き様
ロッキーって一時代を作った伝説のチャンプのはずなのに、全然暮らしぶりが華やかじゃないんですよね。高額なファイトマネー、ちゃんともらったの?って言いたくなるくらい。レストラン「エイドリアン」を経営しているけど、生活は慎ましく、どこかいつも孤独と哀愁が漂っていて。
今回もエイドリアンの墓の前で話しかけたり、癌になってしまって「もう抗わずエイドリアンのそばに行く」などと言って、その姿はもう切ない切ない。映画を通してロッキーという男の人生を最期まで共に歩んだ気分。
変わって、アポロの遺児アドニス。
リングの上で「自分の存在は過ちじゃない」と証明したい、と言いますよね。そこにもう、胸を鷲掴みにされて。
アドニスはずっと喪失感があるんですよね。
アポロは生まれる前に死んだ。YouTubeのなかでしか父親を知らないわけですよ。ダウンしたときにフラッシュバックするのは、リアルな父親ではなくて、YouTubeの父親なわけです。その眼差しはアドニスに向けられたものではなく、リング上の対戦相手、いわばボクシングそのものに向けられたもので。でもその父親に近づきたいんですよね、ボクシングを通して。
里親を転々として、アポロの妻が寛大で真っ当な育て方をしてもらったけど、どこかでずっと飢えていたわけです。ロッキーのことを勝手にuncleと呼びはじめたのは、寂しさからでしょう。
かつてのライバルの息子を育てる。
これ以上ないドラマですよね。
スムーズな世代交代による、新たなロッキー伝説の幕開けといえるでしょう。
また、今回は登場するボクサーの戦績が戦闘能力のように映し出されたり、中盤のレオとの闘いをワンカットでみせたりと、映像的にもお洒落。
ラストのコンランの体型がなんだか弱々しく見えたのがちと気になりましたが、そこは経験だけで勝てると高をくくった相手の油断だと思いたい(笑)。
最後に、エイドリアンの飼ってた亀が生きてるのが泣けました。
リベンジ・マッチ [スポーツ]
しかしロッキーにはエイドリアンという永遠の恋人がいるから(しかも故人)ロッキーとして登場させるわけにはいかないし、レイジング・ブルも実在の人物を描いた作品なので、役名は二人とも別名。
だた、冒頭の過去の栄光シーンで各々の映画のシーンを利用しているのがにくい。
しかしデ・ニーロ演じる「ビリー・“ザ・キッド”・マクドネン」は【レイジング・ブル】のジェイク・ラモッタらしさをまるで継承していないようだ。かつての重厚さがどこへやら、嫌々同窓会に顔を出したら思いの外楽しくて異様なテンションで舞い上がっているおじさんのごとく、はしゃいじゃっている。
彼の悪乗りとケビン・ハートのせいで映画自体がかる~くなってしまった気が否めない。
そこを一人ロッキーの体で「ヘンリー・“レイザー”・シャープ」を演じる真面目なスタローン。
ロッキーやランボーが人気シリーズになったのは、彼の独特の哀愁漂う存在感あってこそだと思うのです。
彼の演技は批評家から【コップランド [DVD] 】で評価され、そのときは「脱・アクション俳優か」なんて揶揄されたけど、そのときは特別スタローンらしさを捨てたとは思いませんでした。何をいまさらと思いましたよ私は。
彼女とその息子が各々の陣営に分かれるところが脚本の妙。
最後にヘンリーの老セコンドが好きな番組「スターとダンス」にビリーが出演するオチもいい。
ロッキー ブルーレイコレクション(6枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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日本vs.韓国 ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017 [スポーツ]
ぶっちゃけ、最後に大谷が参加するカナー?という甘い気持ちで先行販売時に(うっかり)買ってしまったから、稲葉監督以外ほぼ誰も知らない。ファンを逆なでするような適当な人間が見に行ってごめんなさい。
でも、でも、野球の試合自体は観るのは好きなんじゃぁ。
そして覚えた中日・京田と西武・山川穂高選手。
京田と中日・ピッチャーの又吉選手は、監督が二人を取り違えたというネタで知っていた。
そして今回も同点タイブレークに突入したときにマウンドに上がらされ、結果・・・打たれてしまった。・・・けど、本当は心臓が強いらしいので、緊張で切れが悪かったと言うより、相手にコースを読まれてしまっただけ・・・というかそれが一番良くないんだけど(笑)そういうことなんだろう。
一番びっくりしたのは韓国の応援。
お立ち台にはチアガール、どことなくどこか聞いたことがあるようなメロディー(クイーンとかYMCAとかそんな感じ)の応援歌が流れている間中、ずっと踊りっぱなしでした。大変だこりゃ。
実は日本チームの内野席にもお立ち台が作られたのですが、そこは空席が目立ち、応援は外野席が主だったので、なんか可哀相でした。
そして7回のイニングの時に、「11球団のチアガールが集結して応援してくれます!」つって11人出てきたのですが、「1球団足りないのはなぜだ?そしてどこだ?」とざわつきました。
周りの人によると(目が悪いので他人任せ)、ヤクルトのチアがいなかったらしい。理由は「ヤクルトの選手が登録されていないから」。気がつきませんでした!
韓国のチアは4人ですが、そうとうキレッキレのダンスで、チアというよりダンサーって感じ(ぽんぽん持ってなかったし)。うまさでは軍配ですね。
まあ、そういうこともあり、終始韓国に押されムードでしたが、ソフトバンク・上林選手のホームラン&千葉ロッテ・田村選手の長打でサヨナラ勝ちできて良かった。
韓国のピッチャーがフォアボールで自滅したこともありましたが。
しかしタイブレークはヒット一本でじゃかじゃか点が入るな。恐ろしい。
個人的に残念だったのは、小さなヘルメットに入ったアイスクリームや焼きそばが買えなかったこと。
WBCの時には売っていたのに。くぅー。
↑WBCの幌を被せた人力車
↑通りをやってくる人力車
車夫の人たちは浅草から公道を走ってきていて、既に汗だくでした。
とても元気良くて走りながら話してくれて、決められたルートの片道切符だけでしたけど、とっても楽しかったですよ。
車道から手を振ってくれる人が多数いて、私もできる限りの愛想を振りまいてきっちり稲葉ジャパンを宣伝してきました(貢献できたかはいざしらず)。
ちなみに人力車は1台200万円くらいするそうです!ヒャー!!自分でメンテナンスするそうですよ。大変だ・・・こりゃ・・・。
片道乗って後楽園で銀だこ食べたり昼から酒飲んだりして、スポドリ!で遊んで帰りました。昨日の試合とともに、いい思い出の一つになりました。
とりあえず優勝2000蔓円ゲットすべく(そういうことじゃない)、がんばれ!侍ジャパン!
※後日決勝戦も見に行きました。優勝しましたね!
↑誰もが忘れたであろう、ビッグエッグという愛称はまだここに
↑ゴミ箱に「馬券」のイラストは水道橋ならではか
↑ツバクローがヤクルトの選手が登録されていないことをちゃんと謝ってます
↑オープニングはなかなかかっこよかった。体操選手が監修したとのこと
↑始球式にバスケの選手
↑韓国チアは露出度高め
↑日本のチアは健康的
↑チアが記念撮影してました
2/25 SUPER RUGBY サンウルブズvsハリケーンズ& 2/24 キャプテンズラン [スポーツ]
■2/24 サンウルブズ キャプテンズラン
サンウルヴズのファンクラブに入ったので、有給をとって参加してきました。
前日は小春日よりだったが、この日は折悪しく寒風吹きすさぶ冷え込んだ。
09:45~10:15受付、写真撮影は前半15分のみ。
選手同士はだいぶ仲がうちとけている様子でしたが、逆にこんなにのんびりしていいの?と一抹の不安を覚えました。
フィールドに入っている矢富の後頭部に向けて、イラウアがボールを蹴りこんで的当てゲームをやったり。
確かに当てたくなる後頭部だけど(笑)。
用意された大量のバナナを、皆が伊藤選手につきつけたりして、ちょっかい出してました。
対してカーキーとブリッツは、二人でパスやタックルなどの練習をひたすら行い、練習が終わるまでふざけあう事は一切していなかった。
思うに、外国人の真面目と、日本人の真面目は違うんですよね。
日本人の真面目が「決められた時間に遅れずにきて、言われた通り黙々と行う」受動的なことだとしたら、外国人の真面目は「いかに積極的であるべきか」という主動的なことなんだと思います。
いかに自分で考え戦略を練り効果的な鍛錬をするか。そんなひたむきさが伝わってきました。
練習終わると、田中選手、立川選手などがファンサービス。
立川選手は、クボタの試合のときより愛想がよかったように思う。
サンウルブズはカーキーとの合同キャプテンだけど、クボタではキャプテンは一人なので重圧や緊張感が違うのかな。
クボタは二部に降格する可能性もありましたしね。
カーキー、ブリッツ、カーペンター、モリ、うっちー、などのメンバーもバスに乗り込む前にファンサービスに応じてくれました。
■2/25 SUPER RUGBY サンウルブズvsハリケーンズ
●運営に苦言
マン・ウィズ・ア・ミッションのオープニングイベント。
「チケット販売した後の」試合1週間前に急遽立ち見自由席部分をを潰してのこのイベント発表に私は大反対でした。
指定席を購入した人には影響がないと思われるかもしれないが、「チケット価格の値上げはこの為だったのか?」と思うと納得はできない。全く興味のない物に貴重なお金は払いたくはないから。
もし今回のイベントが、ギャラが発生しない「ソニーミュージックによる宣伝」だったとしても、キャラクターがたまたま同じ狼だという以外に、全く関係のないジャンルの物を『ごり押し』されると、条件反射的に拒否反応がでてしまう。
SNSでも問題は大きくなってて、批判も高まってた。
だから、当日どうなるのかな~と思ってたら、蓋を開けてみたらたった二曲しかやらなかった!
これでは自由席潰された人もこの日のためにチケット買ったファンもどっちも満足できなくない?
それに、スタンドの客の殆どが(特にメインスタンド)「何かやってんなー」というようなあまり興味がない様子でした。
宣伝として効果があったとは思えません。はっきり言うと一部の人しか喜んでいなかった。
他、時間通りに行われない販売に苛つくこと多し。
パンフレット販売ブースでは、10時になっても販売開始をしない。
たらたら喋ってるバイトに、「パンフレットは?」と聞くと「10時過ぎを予定してます」といけしゃあしゃあ。
公式グッズ販売でも問題がありました。
サイトでは当初販売開始時間10:00と表示されていたのが、前日に10:15に変更されていました。
予定より15分以上オーバーの10:30過ぎになっても公式グッズの販売を始めない。
列は延びる一方で広場を埋めつくし始めました。
そのうち10:45からのファンクラブ会員先行入場が始まりそうになったので、結局グッズを買うのをやめました。
予定して発表していることは、ちゃんとやってもらいたいですね。
こちらは混み合う前にと思って予定を組んでいるし、運営側も人が分散された方が混雑が起きずにすむはず。
そんなモヤモヤした気持ちのまま、カンタベリーショップへ向かおうとしたら、なんとトンプソン・ルーク選手に出会いました!
彼に会ったことで同伴者と私の機嫌もすっかり直ってしまった(笑)
お買い物をして広場に戻ると、テイジンのテントとオリジナルグッズのテントとの狭いスペースで、田中選手、後藤選手、具選手が今季から登場のマスコットキャラ、ウルビーと一緒に撮影に応じていたので、ここでもテンションが上がります。
また、会場では前シーズンからお馴染みのkaopangさんがDJ。
選手からのリクエストなども流してましたが、なんと突然演歌が流れました!三上選手が吉幾三の「雪国」をリクエストしたとのこと(笑)。会場は一気に(笑)に包まれ、なんともほっこりとした雰囲気に包まれました。
結局、私たちを楽しませてくれるのは選手なんですよね。
●厳しい試合結果
気を取り直して試合雑感。
前半の内容では、あわや百点を越えられてしまうかという不安を抱かせる展開に。
最終的になんとか3トライ取ったけど、大差がついてしまったので、ハリケーンズが花を持たせてくれたように見えました。
何がこうも違うのか、素人目に考えてみましたが、ハリケーンズはタックルされた後の倒れかたが上手いと思いました。
タックルされた後の体の倒れる向きも順目に向かっていってます。
より味方の走り込むスペースに向かって倒れているというか、倒れることも含めて導線ができている。そしてオフロードパス。
対してサンウルブズは、自分が走ってきた方向に押し戻されたり、そこで完全に止められてしまうなど前に進めない。
だから攻撃側に回ってもどんどん後退させられてしまい、苦し紛れのパスはインターセプトされる。
ハリケーンズのプレッシャーが早いししつこい、迷いがない、相手に考える隙を与えさせない。
サンウルブズはトリッキーなパスを何度か試していたけれど、試合を捨てて実験に走ったとしか考えられない。
※ちなみにサイクスは手を押さえて何度かうずくまっていて心配していましたが、後日指を脱臼していたことが判明。
ただ、スクラムは決して押し負けていなかったのは良かった!YAMAHAのスクラムコーチが入った成果でしょうか。
パスや守備の連携はこれからどんどん良くなっていくと思うので、ハリケーンズ相手にスクラムが通用したというのは大きな成果ですよね。
来週の第2節は是非とも勝って欲しいですね。
ちなみに試合終了後、バックスタンドから正面へ回り込む外通路で、オレンジのジャンパーを着たボランティアスタッフの方々がずらりと並んでいて、帰りの客とハイタッチしてました。
「お疲れ様でした、また応援しましょう!」って。胸が熱くなりました!
↑選手用はサンウルブズのワッペンが刺繍です。レプリカはゴム製です
↑ウルビーから名刺をもらいました
↑練習風景
↑マンウィズのパフォーマンスの間、イラウア選手が踊りながら近づいていきました(笑)
インビクタス 負けざるものたち [スポーツ]
満足度★65点
私はこの映画の前に、ニュージーランドのラガーマンで英雄、ジョナ・ロムーが難病に冒され、死ぬ前にライバルたちを訪ね歩くドキュメンタリーを見た。南アで戦ったW杯のことは、彼らのなかで燦然と輝く素晴らしい思い出となっていて、彼らは時間も国も超えて、かたい友情で結ばれていた。
その歴史的W杯の追体験ができるこの映画は、南アフリカのネルソン・マンデラと、「ボクス」主将の固い絆と友情の物語。
27年の投獄生活から解放されたマンデラは、国を一つにするためには、自国開催のラグビーW杯での優勝が必要だと考える。
ラグビー代表チーム、愛称「スプリングボクス」は白人が多く占め、アパルトヘイトの象徴として黒人には不人気だった。
だがマンデラはボクスに貧困層の少年らへラグビー指導を課すなど様々な取組をしてその溝を埋めていく。
南アの状態は、マンデラ死後、再び悪化してしまったと聞く。
願わくばこの時この思いを共有した者たちが、少しでもその時の感動を後世に伝えていって欲しいと願う。
国を誇りに思った瞬間は、何度でも何度でも思い出せるはず。
スポーツは「人間はここまで努力できるという証明の手段」なのだ、と私は思う。
観客は選手に自分では叶えられない夢をみて、選手は過酷な練習と引き換えに、個人の栄誉や名誉と国民という仲間との一体感を味わう。
イーストウッドはどちらに荷担するでもない距離感で、淡々といってもいい熱量で物語を紡ぐ。
憎しみの歴史を掘り下げ過ぎず、和解と赦しの過程を描くには、どちらかに偏らない方がいいのだろう。
モーガン・フリーマンの口からこぼれるマンデラの言葉は名言のオンパレードなので、見るに値する。
マネーボール [スポーツ]
★満足度90点
■トレードの面白さとGMの孤独
人一倍野球に執着しているのに、一番冷静で一番遠い場所にいる。
野球を愛する気持ちと同等の挫折感をずっと抱えたまま、チームを強くする事に強い決意を漲らせている。選手を見る目に、自分が昔成し得なかった活躍に対する羨望と、耐え難い屈辱をぶり返し思い出す。
そんなGMの孤独を浮き彫りにする映画であって、華やかな話ではない。
そこがいいんだなぁ。
矛盾と複雑さに満ちた男、ビリー・ビーンをブラピが好演している。
後半、彼が試合を見に行かない理由が判明するシーンは、なんとも言えない切なさに満ちている。
冒頭、カメラに映るのはジーター、バーニー・ウィリアムズ、ポサダなどヤンキースの一時代を支えた名選手たち。そんなヤンキースにいずれ入ることになるジョニー・デーモン、ジオンビなどを放出することから映画は始まる。
そういえば自軍と戦うマリナーズの試合を見ている途中、モニタにイチローが大写しになる。これはある意味名誉なことだと思う。しかし、みんなヤンキースに入るんだなぁ…。
デーモンが移籍するレッドソックスは後半密接に関わってくる。彼、好きだったなぁ。
タイ人の血が入っている独特の土臭い風貌がかっこよかった。
とにかくメジャーファンにとっては見処満載。
ジェイソン・ジオンビの弟、ジェレミー・ジオンビや、劇中終始使うか使わないかで揉めていたスコット・ハッテバーグなどは、この映画を見てどう思ったのだろう。
特にジェレミー・ジオンビは見たくないだろうなぁ。折角出塁率をかわれたのに、チームのムードを堕落させるからという理由でトレードされちゃうんだもの(笑)
ハッテバーグ役の役者さんは、本人にそっくりだね!本人役で出演していると思ったくらい。
昨今、どんな業界でもすぐに結果を求められるが、改革には時間がかかる。
人気と収益が直結しているスポーツとなると、本当に難しいだろう。
トレードの激しさもメジャーの醍醐味だけど、ヘッドハンティングの桁違いの金額にも目を瞠る。
あんたたち、ちょっとおかしいんじゃないの?
たかが野球じゃないの、と。
しかし、だからこそそこに夢を見る余地があるんだろうなぁ。
去年まで頭おかしいと思われていたビル・ジェームズが、レッドソックスに巨額で雇われる、そんな世界。
アメリカは結果を出せば出る杭は「打たれない」のである。
メジャーと日本プロ野球の違いは随所に見られる。
たとえばピッチャーはファーストストライクを必ずとるよう求められるらしい。
ストライクでなおかつ、打たせて取る手法が多い。
空振りしても見逃ししても打たせて取っても、どの道「必ず1アウトは取る」という考え方なのだろう。
しかし日本はボール球を振らせるという手法。
メジャーのランナーは堂々と内野手の足を狩りにくるし、内野手はそれを避けながら球を投げるというスタイルは、見ていてフォームもくそもないけれど、日本のようにフォームに固執してしまいアウトが取れないよりはいいのである。
つくづく、野球は面白い。
ロッキー ザ・ファイナル [スポーツ]
★満足度90点
wowowのロッキー一挙放送を見て、久々に胸が熱くなった
これほど丹念に一人の男の人生を描いたシリーズはないと思う。
ファイナルを見終わった後は本当に寂しくてしょうがなかった。ロッキーが自分の人生から去ってしまったような気がして…シリーズ完結作としてすばらしい作品。スタローンの監督としての手腕も大・評価です。
最初は17年ぶりの完結作なんて無理があるのでは、と思ったけれど、現実にも50代のボクサーがいてチャンプに返り咲いたという実話もあるし、何より話の展開にまったく無理がなかった。
エイドリアンを亡くして、息子も自分と距離を置いてしまい、生きがいを無くしたロッキーが再びライセンスをとって生きる目標を立てようとする。エイドリアンの墓の前に座るロッキーの横顔が心に沁みます
ポーリーが「過去のことは忘れたい」といったのは、5作目での破産を導いたことを思い出すからでしょうか。
今回ロッキーが闘ったのは、エイドリアンのためでも生活のためでも栄光のためでもプライドのためでもなく、最初で最後の自分の我侭だったのかもしれない。
スタローンの筋肉が、使い込まれた鉄のように硬そうで、ロッキーの人生の侘び寂びと重なって、なんともいえない感動を誘う。
第1作にかるーく登場していた、近所の少女・マリーが成長して地元のパブに働いていたり、シリーズ最初のファイトシーンで戦う相手・スパイダーがレストランの常連になっていたり、旧登場人物が多々登場するのが時の流れを感じさせて、懐かしく嬉しい。残念なことに神父さんが出てこなかったけれど…。ロッキーは元来おせっかいで寂しがり屋だということも思い出された。
小市民なんですよね、ロッキーって・・・いつも生活に必死というか、偉大なのに儚くて小さい人生を送ってる彼を応援て共感してしまう。…ポーリーが足を引張ってる部分はかなり大きいけどw
「同じ場所に長くいると、その場所が自分自身になる」
フィラデルフィアからロッキーの面影がなくなることはないでしょう
最後の花道から帰るとき、歓喜する観客のなかにうつむいた男がいたが、ドラゴにそっくりだった。
ドルフ・ラングレンではないかもしれないが、あまりに不自然にうつむいた観客はドラゴそっくりの髪型と面立ちで、胸にソ連時代のようなバッヂをつけていた。一瞬しか写らなかったとはいえ、ドラゴだと信じたい。
こういう細かな演出にも、ロッキーの駆け抜けた人生の重みが感じられる。
久々に観たら、エイドリアンってこんな内気でださかったっけ、と驚いた。ボクシング映画というより、ロッキーという冴えない男が恋を成就させて幸せを掴むまでを描いたサクセスストーリーという趣。エイドリアンに口付けをするシーンは恋愛映画という観点から見てもときめきます。簡単に勝負に勝たないのもいい
エイドリアンと結婚して、ギャラをもらって引退して第二の人生を歩もうとしたが転職に失敗し、エイドリアンが妊婦なのに働くことになってしまう。元スポーツ選手としての苦労をよく描いた作品。生活のためとはいえ、アポロと再戦し、今度はきちんと勝利してボクサーとしての栄光を掴む。
ロッキーが豪邸に住まい、順風満帆な生活をしていたのはこの作品だけ。鋭気ビンビンの若手がロッキーに挑み、敗れて再びタイトルを奪還するまでを描くが、名トレーナーのミッキーが死んでアポロがセコンドについたりとドラマとしては一番涙を誘う展開
私は、シリーズとしては一番の大作だとは思いますが、敵のドラゴの関係性がスッパリしすぎていて一番異色だと思うんですよね。ロッキーは登場人物が相互関係してチョコチョコ出てくるのが面白いから。まあソ連の敵方の話だし、インパクトがありすぎて使いようはないですけれど。日本人は一番馴染みがある作品ですよね、あの自然の中でのトレーニングが印象的。アポロのトレーナーがロッキーにつくのも【炎の友情】のタイトルに含ませてあげたい。
実はファイナルに登場する元・不良少女マリーがここでも登場しています。女優は1作目のマリー役の女の子。きちんとエンドロールにクレジットされています。残念ながらどのシーンかはわかりませんが、おそらく息子とロッキーとポーリーが、学校へ送る途中にすれ違う2人組の女の子だと思われます
すこぶる評判が悪い5作目ですが、流れ的にはそれほど違和感もなくつまらなくも感じませんでした。世論的にはリングに上がらないロッキーがいただけなかったのでしょうか。確かにポーリーはロッキーを破産に追い込むし、目をかけたトム・ガンは裏切るしでちょっとムカムカする1作だとは思います。ちょっと地味な家族ドラマがうけなかったのでしょうか。スタローンの息子はそれなりにいい演技しています。