ナンバー23 [ホラー・モンスター]
★満足度45点
ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- メディア: DVD
後半はジョエル・シューマッカーお得意の、怒濤の謎解きサスペンスが展開するが、いかんせん前半が長過ぎた。
ナンバー23という数字の因縁づけに終始していて、「だから何?」という心境に陥ることも。
男の病的な執着心に特に理由はなく、むしろ理由も無く何かにとり憑かれる人間の心理はうまく描写していたと思う。
観ているこちらも息苦しさを感じるほどの、ジム・キャリーの虜ぶり。
人間は、食べ物が好きという事と同じくらい、自然に特別な理由もなく何かに捕らわれることはあると思う。そういう傾向に陥りやすいのは男性のほうじゃないかなー。とふと思った。脳の違いだろうか?
その点奥さんの行動は現実的だ。
彼女の行動が推理を180度回転させるが、途中まではほんっとに騙された。謎が解かれてみると、理に叶ってるんだけどね。
最後のメッセージは、「たかが数字だから夢中になってもいいだろう?」と逆のメッセージにもとれて、怖い。
俳優メモ>>ヴァージニア・マドセン
奥さん役のヴァージニア・マドセンは昔っから「売れそうで売れない」とか、映画雑誌に書かれていた。そんな彼女【サイドウェイ】で一躍浮上してから役がついたものの、ハリソン・フォードの【ファイヤーウォール】で作品選び失敗。この映画では彼女の落ち着いて清清しい感じがあったからこそ、暗くてクサクサしなくて済んだと思う。
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