プレデターズ [ホラー・モンスター]
★満足度57点
プレデターズ ブルーレイ&DVDセット (初回生産限定) コミック付き
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
■まさかの豪華キャスト
宣伝のときから、【 エイリアンVS.プレデター(AVP)】シリーズなどでどんどんB級に成り下がっていくプレデター映画にロバート・ロドリゲスがどんな風に「喝!」を入れてくれるのかと思って期待したら、そこそこ面白かった。
公開当初はAVPシリーズの世界観を踏襲しているのか?と思っていたら、【プレデター】の3作目という位置づけなんですね。
女兵士イサベルが「特殊部隊の兵士が地球のジャングルで遭遇して、一人だけ生還した」と説明する場面では思わず興奮した。ああ、シュワちゃんと同じ時系列なんだなぁ...と。
今回はプレデターの狩り場となる他の惑星に、8人の人間が拉致されて戦いつつ逃げのびる話(どこへ?)。
なんだかみなさん傭兵だったり兵士だったりただのサイコだったりと色々ですが、あんまり戦いのエキスパートらしい戦術でプレデターに一矢報いるシーンがないのは、ちょっと残念。
期待していた日本人ヤクザ、ハンゾーは、カッコいいんだけど台詞が3つくらいしかねー!!
しかも到着してすぐ裸足になるし。危険でしょ、ジャングルなんだから。
まあ、この理由はのちのち判明するのだが...
モンスター映画の鉄板、「一人一人消えていく」恐怖におののきつつあるクルーに、ローレンス・フィッシュバーン演じる、この星で何年間も生き延びているノーランドという心強い助っ人が現れた!
...と思ったら、思わぬ展開に。
この使い方は、【エグゼクティブ・デシジョン】でスティーブン・セガールが冒頭の10分で消えちゃったのと同じくらいの勿体なさ。
プレデターの中にも階級があるそうで、大型プレデターに狩られたのかそれともリンチにあったのか、縛り付けられているプレデターが登場します。地球でシュワちゃんと戦ったり、成人の儀式のためにわざわざ地球でエイリアン狩りをしていたプレデターは、このタイプですね。そういえば【AVP】の冒頭ではプレデターが人間をこきつかってピラミッドを作ってたなぁ。そう考えると人間って、宇宙的には隷属種。なんだか悔しい。
そういった面白い発見もありつつも、割とノーマルなモンスター映画だったが、ハンゾーが一対一で刀で立ち向かい、プレデターも「さあ、こい!」と受けて立つシーンはベタ〜なB級時代劇で少しだけ「ロドリゲスらしさ」を感じられた。
ハンゾーだけ裸足で、そのために赤外線でサーチされてしまうから、これ以上皆といると迷惑をかけると覚悟を決めたんですよね(やや肩入れ)。
わかりづらいけど、4人逃げる前に一瞬だけプレデータ・アイモードでそのシーンがあります。
ハンゾー、かけ声が日本人のものとも外国人のものとも判別つかない、得体の知れない雄叫びになってます。
不思議なもんで、シュワちゃんと全くビジュアルの違うブロディですが、凄く強そうに見えます。
2作目もありそうな...というか、どうとでも続編作れそうだなーと思っていたら、なんと彼がプロデューサーとして乗り気だそうな。キング・コングにも出演してるし、この人意外とメジャー志向?
プレデター達をA級に返り咲きさせてほしい、とは思うが、いくらブロディでも無理だろうな...
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