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127時間 [サバイバル]

★満足度70点

127時間 ブルーレイ&DVDセット (初回生産限定) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


■決断力が凄い

自由気ままに過ごしてきて、家族や恋人との関係を適当に蔑ろにしてきた主人公が、山で裂目に落ちて岩石に腕を挟まれ、にっちもさっちも行かなくなったという、粗筋だけいえば一瞬で終わる話。

はっきりいって、そこからどうするかという主人公の格闘と葛藤と後悔を描いただけの映画だけど、一人称なのにスリリングに飽きさせず描く手法が上手い。
監督お得意のアップテンポの音楽で、ほんの数時間前まで女の子と楽しんでいたり、マウンテンバイクで岩場を疾走していた映像を差し込み、幸せの時間に対して一転、窮地に陥った主人公の「何故俺が?このタイミングで?ここに?」という憤りと絶望を浮き彫りにする。
誰にでも、あのとき、こうしていたら…あのとき、あんなことを言わなければ…などなど、激しく後悔することはある。
だが断崖絶壁の裂け目という超絶孤独な状況におかれたら、後悔というには全然足りない。わたしなどは夜が来ただけで恐ろしくて失神してしまうだろう。

現実逃避してみたり、持てる知識と道具でなんとか絶望を打ち消しつつ、水が底をつき、体力もなくなりかけた時点で、主人公はとうとうある決断をする。
この決断、もし自分だったら…?と思うとぞっとして気持ち悪くなって、このシーンは寝ながら観た(笑)。

トレッキング(というのかな?)の素人だったら、あの後死んでたかも。
彼はガイドをやれる程、様々な知識を持ってたから、出血を止めることもその後のケアも的確だったから助かった。

人を見つけたのになかなか声がでないもどかしさが、見ていて一番苦しかった。
大きな安堵と共に眠りについたが、私だったらあの決断ができたか?と悶々としてしまうのだった。
アレをしている間に、誰かが通りかかるかもしれない…、なとどつい考えてしまうじゃないか。
そしたらなんて間抜ぬけで、勿体無いことをしたと、激しく後悔してしまいそう…などと、楽観的現実逃避をする輩は助からないんでしょうね(笑)
タイムリミットの見極めって、大事なんですね。


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