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リアル・スティール [SF]

★満足度60点

リアル・スティール DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray

■王道すぎて物足りない

まぁ〜とにかくこれほど読めすぎる展開って無いだろうね。
なんの驚きもなんの捻りもなくストーリーは進んでいくので、あ、本当にこれで終わるんだね(笑)という印象。

まるでロッキーをそのままなぞったような話だが、何せバトルにロボットを使うので、主人公たちの肉体的・頭脳的努力はあまり感じられず、感情移入しにくい。
落ちぶれた元ボクサーでも買えるなら、ちょっとした小金持ちなら誰でも買えそうなのに、ロボットが量産型ではないのも不自然。メーカーは儲けに走るでしょ、普通。
リモコン貸して二三日練習させてくれたら誰でもできるじゃん…?
というハードルの低さも感じる。

ATOMが鏡に映った自分を眺めているシーンがあったから、人工知能らしきものが働いて、命令無くてもダウンから立ち上がるといった、少し泣ける展開にでもなるのかと深読みしたら、なんにも起こらなかった(笑)

完全にヒュー・ジャックマンは添え物で、主役は息子という展開になってしまったから、最後に人間の動き(ファイト)はやはり素晴らしい、ってことにしたかったのかも。
まあだからといって、もう一度人間同士のバトルにたち戻るムーブメントが示唆されるかといったら、そんなことなかったのですけどね。

しかし向こうの子役はなんて自然体で演技をするのだろう。
日本の子役を見ると目も当てられなくて泣けてくる。
このblogで何度も語るけど、子役の演技に関しては、「演技を意識させずにどれだけ自然体でいさせるか」に注意を払うという。だからこそ共演者は家族のように関係を築くのだとか。

たとえ全ての演技メソッドがそうではないとしても、ハリウッドの子役たちは恐らく緊張してないのでしょうね。カメラを意識せずある意味堂々としているというか。
ダコタ・ファニングが宇宙戦争に出たとき、「演技しすぎ、大袈裟」と叩かれたのは眼の肥えた観客が多いということなんでしょうね。

ロボットのCGに関しては流石、製作総指揮にスピルバーグが絡んでいるせいか、トランスフォーマーで証明済のクオリティ。
他の映画のメイキングで、CGを作るといっても想像力でいきなり作るのではなく、一度ちかしい素材で本物を製作する風景を何度もみたことがある。
それをベースにフルCG化するので質感や重量感を持たせやすいとか。
スターウォーズでも宇宙船は必ず模型を、異性人は必ず等身大のマスクやボディーを作成していた。きっと、この映画もそのように作ったのではないか。
しかし今はもう、ソフト化してしまって不必要になっているかもしれませんけどね。

脱線したけど、何も考えずすっきりとしたい時にはお勧めの映画です。


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