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パディントン [ファンタジー]

★満足度70点

■完璧な王道

Paddington パディントン 実写映画 ベン・ウィショー(声) PAL-UK盤

Paddington パディントン 実写映画 ベン・ウィショー(声) PAL-UK盤

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2015
  • メディア: DVD

パディントン (ムビチケオンライン券)

パディントン (ムビチケオンライン券)

  • 出版社/メーカー: ムビチケ
  • メディア: Video Game

あまりにもこの名作を追い越して沢山のパターン化された動物ものが作られてしまったせいか、新鮮さが感じられなかったのは残念。

どこかで見たような話だし、パディントンが巻き起こす騒動も展開が読める。
異種同士の友情も、ありきたりと言えばありきたり。

でも、動物もののファンタジー映画をどれか一つだけ見ればいい、として推すならばこのパディントン。
なんといっても欠点がないのだ。

秀逸なのは喋る熊が現れる導入部分。
何しろ絵本ではなく実写なのだ。テッドのように存在が破天荒であるならばまだしも、一応普通の熊が普通の都会ロンドンに現れるのだ。

でも劇中のロンドンでは「ちょっと」珍しいだけ。
遭遇するブラウン一家も「熊がいる!」ではなく「変なやつがいる」という対応で、存在をすんなり受け入れている。
現実のようで現実ではない、その描き方がとっても上手。

ミニチュアの列車が回想シーンの導入になったり、ブラウン一家の壁の絵の木々が心情に合わせて満開になったり散ったりするなど、絵本の持つ優しさや空想を上手に使っている。

人間社会からつま弾きされた父を持つという、少し同情の余地がある敵キャラもいい。
誰も死んだり暴力的なシーンがないのも、最近子供向けといいつつそうではない映画も多いなか、珍しく非の打ち所がないなと感心。
パディントンはドジッコだけど、映画は優等生です。
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