ザ・ヘラクレス [ファンタジー]
満足度★60点
レニー・ハーリンが適当にやっつけで作った感じ。
ヘラクレスから神がかったパワーをそぎ落とし、父ゼウスを信じ切れない等身大の人間を描こうとしたら、安っぽい恋愛話をひたすら引き延ばしただけの映画になってしまった。
ヘラクレスの12の偉業の中で描かれたのはたった1つだけ、とってつけたようなライオンとの格闘のみとは寂しい限り。
半身半馬のケイローンも人間だったし、神がかったパワーを発揮したのもラストだけ。
架空のファンタジーはドラマ「ゲーム・オブ・スローン」のように大成功なのに、何千年も言い伝えられてきた神話は等身大として描こうとする。
なんだか勿体ないなぁ。
だったら異母兄弟に追放された後、12の偉業を仲間と攻略しつつ自分の国を目指すというようにアレンジしても良かったのでは。
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