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BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント [ファンタジー]

満足度★60点

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント ブルーレイ(デジタルコピー付き) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray
■世界のどこかにBFGがいる

両親のいないソフィー。

ずっとビクビクしながら生きてきたBFG。
「昔の巨人たちは優しかった」とBFGがマルノミたちをたしなめていたので、もしかしたら心優しき他のBFGたちは、マルノミたちに殺されたり追放されたりしてしまったのかな…などと深読みもしてしまう。

はっきり言って起きる出来事は大したことはない。人間に夢を吹き込む仕事をしているBFGがたまたまソフィーに見られてしまい、他の人間に知られることを恐れて拉致してしまう。
後はマルノミら人間を食べることが大好きな巨人たちからの、ソフィーの隠れんぼをスリリングに描くのみで、一つ一つの場面も少し冗長に感じる。

他のファンタジーとちょっと違うなと思ったのは、巨人退治のお願いに、バッキンガム宮殿へ女王陛下に会いに行くところ。
頭の回転がとてつもなく早い女王陛下の毅然とした態度や、どんな相手でも最大限のおもてなしをする、英国紳士淑女たちの振る舞いが滑稽でかつ微笑ましい。すれ違いや誤解でBFGが襲われる、などのストレスのたまる展開にならず良かった。

BFGが都会の闇に紛れて移動する場面や、巨人の国の場所のぼかしかたなどが上手いと思った。人間は見ているようで、みたいものしか見ない性質をよく捉えているなぁと。

それだけ闇というのはファンタジーに不可欠だし、想像力を掻き立てる。BFGは世界のどこかで子供たちの声にずっと耳を傾けているのかもーー。なんて素敵な世界観は、Peter Panのネバーランドと一緒。

ラストシーンは、ソフィーは孤児院から引き取られたのかな?
BFGの書く本は、ソフィーのことかな?などと想像し、胸がじんわりとした。

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