4/29 ジャズ・オーティオリア2018@ワテラス [■音楽・演劇]
●HP・・・http://jazzauditoria.com/
何年も前から開催していたという「ジャズ・オーディトリア」。タイミングかなって、二日目の4/29に見に行きました。
目当ては15:00からのエドマール・カスタネーダ。私の数少ないジャズのストック、ジョン・スコフィールドが一緒にセッションしていて、ちょうど気になっていたんです。
というか、来日することを知ってそれを思い出したくらい、普段はジャズに縁遠い。
ですがジャズって、何の予備知識無くても演奏にのれちゃうんだよね。基本上手いし。だからこういうイベントがあると大変嬉しい♪
整理券もらったあとは「エイジング・ビーフ」で腹ごしらえ。土日ランチは少々お高めでも、夜までいることを考えたら問題なし~!+400円で肉を大盛りしてもらえます。
基本タレに漬け込んであるようなので、設置されてるタレにはほんのちょっとだけつける。
柔らかくてうまい!
キムチ、ナムル、大根の煮物の副菜に、デミグラスソースのミートボール。これが少し冷めているけれど物凄く美味い!ワカメスープでさっぱりした後はまた焼き肉に戻る、という嬉しい循環で口の中は大忙しでございました。
時間が余ったので外の屋台でドイツの絶品アイスワインを試飲したり、資生堂の化粧品を試したり。
そのあとお茶の水のレコード屋やCD屋でエドマールのCDを物色するなど時間つぶし。
ちなみにdisc unionのジャズ専門店でもCDはなかった!!
↑昼の賑わい
■エドマール・カスタネーダ
ワテラスに戻ると、ミュージシャンのグッズ売り場のテントに、エドマールが自分で持ってきたというCDが陳列されていました。朝は上原ひろみとのコラボアルバムしかなかったのに。
ビバ!ジョン・スコフィールドとの演奏曲が入ってるアルバムを無事ゲット。
演奏はとにかく魔法のような手さばき!
低音はウッドベースのように空気を震わせ、高音はギターのように空気を貫く。
カリビアンやワールドミュージック風の複雑な要素が絡み合い、いわゆるわかりやすいジャズではないため曲の展開が読みづらいが、次はどんな音がはぜるか?と好奇心をくすぐられる。今までにない体験をさせてもらいました。
バンドのサックス、ドラムも超絶うまい。ドラムは同じコロンビアの方で、裏方に徹し過ぎなきらいもありますが、安定感が凄い。ボーカルのかたが急遽来日中止になり、トリオになってしまいましたが、まさに3つの楽器しか使っていないとは思えないほど重厚でした。
三曲目の「ジーザス」はハープの真骨頂というか、流れるような美しいメロディーにシリアスさも加味して、エドマールが説明した言葉はわからないけれどイエス・キリストの人生を歌ったものなのだろう。
演奏後に司会と通訳によるインタビューがありました。
コロンビアハープをフランスでカスタマイズしてもらったそうです。
ピアノの黒い鍵盤のような役割をする、半音階調整するレバーがハープの上についていて、
それを演奏しながら操作していたとのこと。超絶テクニックで早弾きしながら調整するなんて常人には考えられませんな。
そして、とにかくラーメン大好き!上原ひろみさんとも昨夜ラーメン食べに行ったほどだそうです。
■ブルーノート・東京・オールスター・ジャズ・オーケストラdirectord by エリック・ミヤシロ
私はJazz界に疎いですが、ブルーノートオールスターと書いてあればそりゃあ間違いないんだろうと思ってましたが、やっぱり一番人気でした。
出演する事を知りませんでしたが、幼少の頃から天才と言われてる現役大学生の川口千里さんがドラム!今日は二人の天才の演奏が聞けて最高!
ある曲で美人トランペッターとその師匠のソロが設けられていて、ミヤシロさんが「師匠は失敗できない、弟子は隣で緊張する」と更に追い討ちをかけていました(笑)。
こういうお金を取らない場所で腕ならしするのは丁度いいですよね。……って、腕ならしどころか全然下手じゃなかった!オールスターにいても遜色ないんじゃ?
確かに最後のほう少し息切れしたのか音が掠れた感じになりましたが、気になったのは一カ所だけ。美人でトランペットなんて羨ましすぎる。
締めはバードランド。
ソロを一人ずつ設けたエリックさん独自のアレンジ。
クリント・イーストウッドも「バードランド」という映画を撮ってましたよね~。
みなさん鳥肌ものの演奏でしたが、ひときわ、トロンボーンの男性のソロが凄かった。トロンボーンってこんなに多様性あったっけ?トロンボーンで身震いしたの初めてかも。
とにかく熱い夜でした。
次の日の夜には家でブルーノート東京のライヴ・ストリーミングを見て、再びエドマールとオールスターたちの演奏に聴き入りました。
4/30は毎年International Jazz Day(国際ジャズデイ)なんですよね。世界各地でトッププレイヤーの演奏がストリーミングされる、貴重な日です。
http://www.bluenote.co.jp/jp/event/international-jazz-day-bnt/
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