天使にラブソングを [青春・恋愛・コメディ]
■言わずと知れたコメディ映画の優等生的作品
今更…っですが、今まで機会がなくって、だけどどこかしらで頻繁に放送されているのでなんとなく観た気分になっていて(実際あらすじ以上に話の展開は知ってしまっている)、今に至りました。
普遍的なテーマを扱っていたりよほどの名作でなければ、映画にも旬がありますね。
【ゴースト】でブレイクしたウーピーを主演に据えたスマッシュヒット、中途半端に2,3年後に観るよりは、今観た方が「あの人は今?」状態で楽しめるのかもしれない。
ハービー・カイテルが若い!
マギー・スミスが老け顔!(10年後のハリポタ時代と変わらない)
ウーピーは眉毛がないのに怖い顔にならない!
ハービーとウーピーが愛人関係…?というミスマッチさもなんだかおかしい。
老若男女楽しめる映画で、その展開の凡庸さに特筆すべきところはありませんが、教会の地域との関わりを考えるものがありますね。ドイツのウィーン合唱団をミサで聴いたことがあり、その荘厳さに心を揺さぶられたので、聖歌をポップにすればいいとは思いませんが、炊き出しやホームレスへの支援など、どこかの組織を通じてというより直接的な支援はもっともっと行ってもいいと思います。
しかしアメリカの映画では、食堂を突っ切って逃げる場面の本当に多いこと!
うまい具合に邪魔が入ったり、追っ手がこけたりして場をつなぐのに便利なんでしょうね。
チョイス! [青春・恋愛・コメディ]
■チョイスに二重の意味を持たせた良作
確率的にはあり得ない条件だろうが、誰かが入れた一票が無効になった為、投票をやり直すことになり、その一票で大統領が決定するという事態になる。
その主人公バドは妻に逃げられたしがないアル中男で、万年遅刻魔で、しかも失業したてホヤホヤというダメンズな男。
そんな男が投票などするわけがなく、実は理知的な娘が父に代わってこっそり投票した一票が、機械の電源が落ちたせいで無効になってしまったのだった。
次期大統領、いわばアメリカの未来の決定権を握ってしまったバドにマスコミは殺到、民主・共和大統領候補も押しかけ、あの手この手で彼の歓心を買おうとする。
この映画は、父にまともな生活を送って欲しい娘と、愛情はあるが政治に無関心でいい加減な男の再投票の日までの騒動を軽やかに描き出しているが、有権者の心を摑むための政治家の愚かなパワーゲーム、巨額な投資資金が動くアメリカの選挙制度の穴もあぶり出す。
再選を狙う大統領はバドを大統領機に招き親密になろうと画策、対抗馬(すっかりアクが無くなったデニス・ホッパー)はウィリー・ネルソンが好きなバドのためにパーティーを開く。
バドが適当にうんうんと言ったことが、政党の公約となっていき、保守派の共和党がゲイに緩和になったり、移民に寛容だった民主党が移民反対派になったりとメチャクチャに。
しかしバドは意に介せず、人生初めてちやほやされている状況を楽しんでいる――。
しかし、大統領候補らは短絡的な悪役ではない。
バド1人のために、おのおのの選挙コーディネーターの言うがままの自分に疑問を抱く。
「勝たなければ自分の理想の国造りはできない。自分の意に反する噓をついてでも勝てば、その噓は後から撤回すればいい」
そういう彼らの言い分に促され、結局お飾りのようになっていく政治家たち。
選挙コーディネーターの「理想が腐っていく様を見るのは辛い」という台詞は意外と重い。
本当は彼らも自分のボスの理想が一番だと思っているからこそ勝たせたいのだ。
本来は政治家は国民の大多数の意見をうまくまとめて実現していくだけでいい。
しかし民意と政治の実態がかけ離れたアメリカを象徴するように、バドを唯一の直接窓口として全国から大統領への手紙がごっそり届く。
モリーが「父を尊敬してほしくて」手紙に返事をしたためていたことを知って、ようやくバドも目が覚める。
バドが提案した候補者討論会での名スピーチは、身につまされる人も多いのではないだろうか。
「もっといい人生を送るんだと、思っていた時期もあった」
だけど、いつの間にか簡単なこともやらないようになって…漫然と毎日を過ごして…夢をみることもなくなり…
誰にでも大統領になれるチャンスはあるというのは建前だ。チャンスと資金がある人は少ない。
だからこそ理想を具現化してもらわなくっちゃ困る。
でも民衆が真剣にならなければ、政治家は理想を忘れていく。
最後にバドが選んだ候補はどちらかはわからない。
心憎いラストですね。
俳優メモ >>マデリン・キャロル
バドの娘、政治に興味があり前向きなお利口さんモリーを演じるマデリン・キャロル。
彼女アビゲイル・ブレスリンをきつくしたような顔をしてますが、笑ったところはそっくり!
演技が自然でつられて泣いちゃいました。
最近のフォトを見ると化粧が濃くて成長してて驚き。 ナチュラルなのが可愛いのに~。
映画の中の子役は現実ではあっという間に大きくなっていて、軽く衝撃をうけますね。
テルマエ・ロマエ [青春・恋愛・コメディ]
■タイムスリップの描写がくどい
こゆ〜いcastで日本人がローマ人というのも概ね違和感なし(外国人は眉間から鼻梁が高いけどね)。
原作にはない、上戸彩演じる漫画家も上手く絡めていた。
が・しかし、タイムスリップするたびにその描写は要らない、一度見せればいいわけだから。
あとタイムスリップの原因がわかって、上戸彩が消える時も長い。
そういう編集の悪さ、邦画はどうにかならないかな。
短期間で言葉が話せるようになるのはコメディーだから、まあいいか。
原作をそれなりに壊さず描いていたので評価甘めだが、原作を知らない人は映画館で観るほどではないと思うかもしれないな。
上戸彩のドラマや映画はこける、とよく言うけど、それが本当なら初めての大ヒットじゃない?(笑)
バーレスク [青春・恋愛・コメディ]
★満足度60点
■至って普通のサクセスストーリー
田舎女子が都会に出てきて、その歌唱力をもってキャバレーで人気者になるというストーリー。
ブロードウェイなどでもはなく、またプロの歌手になるでもない、というのが「手の届く」感触を残したサクセスストーリーとは言える。
最初は友人だったバーテンとの恋、ライバルとの確執、バーレスクを狙うハンサム実業家からの甘い誘い…、などなど基本はシンプル。
しかしさてバーレスクの借金問題はどう片付ける?と思っていたら思わぬ「空中権」の登場。
実業家が振られてもお金を払うという、あま~いシナリオに転ばなくて良かった良かった。
シェール扮するバーレスクオーナーの想い人は、ビジネスパートナーだけどゲイ。
この二人の関係が、直球のストーリーに変化球を与えていた。
男女の関係にはなれないけど、互いに人生で必要な存在というのが、切なくてよいですね。
しかし、この手の映画でよく見るけれど、喧嘩の末に女がとんでもない暴言を吐いたのに、結局は男の方が謝るというのは何なの?
あれは「理想の男性像」なのかしら。
一曲も書き上げられないうだつのあがらない男、なんて言われて許せるか米国人に問うてみたいわ。
空飛ぶペンギン [青春・恋愛・コメディ]
★満足度60点
■相変わらずの話術は健在
いかにもジム・キャリーな、オーソドックスな作品。
離婚した妻と復縁したり、ペンギンがいつしかかけがえのない存在となるなど、ハッピーエンドに向けての展開はみえみえだけど、ドリフ的な安心感はある。
動物を引き取りにきた男は思わしげな扱いをしていたので密売人か何かかと思いきや、ただの動物園長だったのは少し拍子抜け。途中で脚本を変えたのかな?
やっぱりジム・キャリーの最高傑作は、コメディじゃあないけど【エターナル・サンシャイン】。
冴えない無口な男(!)なのだけど、なんだかとってもチャーミングだった。
【ケーブルガイ】や、【ナンバー23】など途中途中で失敗作を挟むジムキャリー、【フィリップ、きみを愛してる!】が思ったほどヒットしなかったので、無難路線に出てみました、というノリか。
確かに、ペンギンは可愛かった。
そして一部やりすぎはあるにしろ、日常に溶け込む本物のペンギンのCGのレベル高い。
みんなでチャップリンを食い入るように眺めている後ろ姿は悶絶もの。
ペンギン見たさに観たようなものだったので、そこは満足出来ました。
家族で安心して観ることのできる一本でしょう。
バウンティハンター [青春・恋愛・コメディ]
★満足度55点
■二人の俳優のうち、どっちか好きじゃなきゃ・・・ね
前妻に未練たらたらのジェラルド・バトラーと気か強いけど隙だらけのジェニファー・アニストンが、高校生のように延々とじゃれつく。
保釈金をとりたてる賞金稼ぎの元夫とそのターゲツトの女記者が妻、って設定なので、あの手この手でお互いを出し抜いて、逃げて追ってと楽しいものはあるけど、妻の追ってるヤマの事件はあまりに捻りがないのでイマイチ物足りない。
Mr.&Mrsスミスの縮小版、テレビドラマでも充分なレベルという感じ。
【300】で人気がでて、セクシーと持て囃されたジェラルド・バトラーが、ジェンの胸を借りて、ライトコメディにも挑戦したくなった、というところでしょうか。
マッチョ・ジェラルドのやんちゃぶりを可愛いと思ったり、ジェンの相変わらずいい体や(オヤジか)、きれいな金髪を眺めながら、ポップコーン片手に「早く仲直りしろよ〜」と突っ込みながら気軽に見るのがいいですね。
ジェンは美人と可愛いのバランスが丁度いい。相変わらず可愛いなぁ。
でも決して頭が良さそうではない…ちょっかい出しやすい雰囲気。
男性から見ると、一番誘いやすいのでは?
悔しいのはラブシーンはラストだけ!これ見たさに最後まで引っ張られた感じ。(笑)
しかし、保釈金立替金を取り立てたり、執行猶予中なのに逃げた人を捕まえるライセンスというのが、アメリカにはあるんだなぁ。アメリカ広し。それを知っただけでも、見てよかったかも。
水曜日のエミリア [青春・恋愛・コメディ]
★満足度70点
■男性からみても原因は「夫」
ウィリアムに張り手をしたいほど、最初はほんとうにむかついた。
エミリアがイザベルという赤ちゃんを亡くし、悲しんでいるのがわかっているはずなのに「ベビーベッドをオークションで売ろう」とか、「イザベルは人間じゃなかった。ユダヤ教では生まれてから7日間経たないと人間とはみなされないんだ」とか、いくら子供でも(というか、普通の子供ならそんな高度なウンチク言わない)普通言うか?という事をズバズバ・ズケズケという。
エミリアの再婚相手、ジャックの連れ子ウィリアムはよくいるウンチク小僧で虚弱体質という設定だからしょうがないのだが、エミリアがあらゆる怒りを抑えてなんとかウィリアムと上手くやっていこうとする姿は、見ていて辛いものがあった。
ジャック&ウィリアム親子といると借り物のようなエミリア。
イザベルという授かり物のおかげで、ようやく本物の家族になれると、彼女も思っただろうに。
過干渉な小児科医の前妻キャロリン、ウィリアムとの不和を察知しているがエミリアを持て余し気味の夫。ウィリアムがこれ見よがしに懐いている看護婦、「略奪」した女性として冷ややかにエミリアを見ている同級生の母親たち。
キャリアウーマンとして仕事もこなし、不倫愛を承知で結婚した彼女にとって、現在は灰色そのもの。
これじゃあ暗くなるなと言うほうがおかしい。
長年の浮気を許して復縁した母と父を見て、激しく裏切られたと思うのもしょうがない。
父親に当り散らしてしまう気持ちもわかる。
そのエミリアに対してジャックがとんでもないことをいうのである。
「子供を亡くしたからって何でも許されると思うな」
これはないなー。
まあ、ジャックもイザベルを亡くした父親として悲しんだのはわかるよ。
なかなか浮上できないエミリアにモヤモヤするのもわかるけど。
アイスクリーム屋行ったりスケート行ったり、中華作ったり結構がんばってたジャン。
ウィリアムがキャロリンにエミリアの告げ口するのも、キャロリンがウィリアムを唆すのもバシッと止めずに、なおざりにしてたのはあなたでしょ。
不倫中子供作っちゃったの、あなたでしょ。避妊はエミリアに任せっきりで。
そりゃエミリアも「私も限界なの」と言いたくなるよ。
結局すべてご破算になった後、エミリアの心を救ったのはキャロリン。
ウィリアムの要請とはいえ、最後の最後、女性同士でしか真の意味で分かり合えない救えない痛みを拾ってあげたってことですよね。
(エミリアが、少し迷走して「イザベルの死は私のせいじゃなかったの」とジャックの元に戻ろうとするのはちょっと違うぞ、と思ったけど)
歩み寄りを見せて、エミリアを助けてあげたウィリアム。
許してはいないけど、医者として救ってあげたキャロリン。
自省して立ち直ったエミリアに、しれっと復縁をアプローチするジャック。
・・・おいおい!
うちの相方も「ジャックがしっかりしていれば、こんなにこじれなかった」と不満顔でした(笑
それを言ったら映画じゃなくなってしまうのだけど、恋愛映画にありがちな薄っぺらい夫でした。
一言メモ>>不思議なシーン
ウィリアムが描いた「家族の絵」に、キャロリンがぶちぎれるシーン。
手をつないでいたのはジャック&ウィリアム&キャロリンで、エミリアがぽつんと離れて描かれてたからから、何故そこまで怒るのか「?」でした。
これってエミリアが同じ絵に収まっているだけで気に入らないって事??て受け取れてしまう。本当は逆なのに。
ゾンビランド [青春・恋愛・コメディ]
■ゾンビ物なのに最高の青春映画
この際、「人間がいなくなったら水道も止まるし電気も止まるだろうし、インフラがそのまま稼働してるわけないやん」という、ゾンビものにありがちな突っ込みは忘れたい。
オタクで童貞、ビビリだから生き延びてるという主人公コロンバスに、「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ、彼が勇気を出して両親に会いに行く途中で出くわすカウボーイ(スタイルの変な奴)のタラハシーにウディ・ハレルソン。
これが脇を押さえたいいキャストなんだなぁ。
「せっかく生き残った人間同士出会ったんだから、力を合わせなよ~」と言いたいところだが、詐欺で生計を立てていた2人だから、周りがゾンビだろうが人間だろうが信用してないんだよね。
「トゥインキー」を探し求めて旅をしているという、破天荒なぷっつん野郎役にどんはまりのウッディ・ハレルソン。
こんな非常時でも、いや非常時だからこそだよね~。わかる~わかるよ~。
ガンマン風に撃って撃って撃ちまくる姿に不覚にも胸が熱くなってしまった。
ゾンビだらけの世界のはずなのに、楽しい未来を想像させてしまうのは凄いロード・ムービーだ!
でも、4人が仲間意識を共有したシーン、自分だったら滅茶苦茶に暴れたりしないかも…。
だって自分が創れない服や小物があったら壊すの勿体無いもの(笑
一言メモ>>トゥインキー
ビル・マーレイ主演の【 ゴーストバスターズ】でも、トゥインキーは登場するとのこと。
そのシーンをyoutubeで見たら「ああーあそこか!」と思い出しました。
これを食べた方のブログがありますので紹介します。
アーティスト [青春・恋愛・コメディ]
★満足度85点
http://artist.gaga.ne.jp/
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン メディア: Blu-ray
話はわかりやすいほど単純。ベタベタなラブロマンス物にならず爽やかな余韻を残している理由は、単純にキスシーンが一度もないからだと思う。ペピーが甘い恋心だけでなく、ジョージに描いてもらった「つけぼくろ」が成功の架け橋になったことへの感謝もしているからこそ、彼女が何年も彼を見守ってきたことへの説得力がある。
私はジョージが自分で撮影した映画のフィルムだと思ったけど、ペピーと初めて一緒に撮影した映画だったんですね。
彼もペピーが好きだった、という単純な恋心を示すものではない。
彼にとってはこの時が絶頂期で、自分の銀幕のパートナーにペピーを迎えて更に飛躍する様を思い描いていたと思う。それが一転、瞬く間の挫折。良くも悪くも自分の運命を変えた出会い。胸に去来する様々な感情を考えずにはいられないシーンでした。
質屋のショーウィンドウで自分が売ったタキシードを眺めるジョージ。
そこへ話しかける警官。あそこも色々な解釈が出来ると思う。
私は、彼が「周りの声や音は聞こえるが、自分の声だけ聞こえない」夢を見ていたことから、逆に誰の声も聞こえなくなってしまったのだと考えた。
そうするとあの夢のシーンがまさに生きてくるし、「誰も過去の男の声など聞きたくない」という自虐的台詞にもつながるからだ。
監督の頭の中にはきちんと構想があったのでしょうが、理由はどうあれ、深く苦悩しているという姿が伝わればいいのだから説明などいらないのだ。
アーティストは、無声映画のメリットも最大限に生かしてる。
夢のシーンに戻る。観客は「無声映画だから音がするわけがないのに」と思い、フィルムのジョージは「自分は無音の世界にいるのに」と思う。観客を「映画を観ている」と現実に引き戻してしまう危険性もあるが、襲い来る不安感をダイレクトに示唆している。
小説のような行間が生まれ、心の機微が手に取るように分かる。
しかしジョージが何故これほどチャーミングなのかというと、挫折はしても「堕落」はしてないからなんですよね。
主演のジャン・デュジャルダンは個人的にはクラーク・ゲーブルを彷彿とさせる人だなぁ・・・と。ハンサムなのに母性本能をくすぐります。
最後に言及しなきゃいけないのは、やっぱりアギー!
前脚で目を押さえたり、ジョージのズボンを懸命に引っ張ったり、猛ダッシュで警官に火事を知らせたり、退屈せずに見られたのは彼のおかげ。
アカデミー賞でもキャストらと一緒に楽しげにステージにあがっていたっけ。
また彼の名演が観たいなぁ、どこかで
映画の後は六本木ヒルズの水牛のモッツァレラ専門店、「オービカ モッツァレラバー」へ。
水牛って、あの茶色いやつでしょ?ってな感じで、ホルスタイン乳牛のチーズとどう違うのかも知りませんが、とにかくチーズ好きとしては堪らない響きです。
イタリア発祥の店で、世界主要都市に店を構えてますがアジア一号店がこちらだそうです。
ビル内から行くとなかなか辿り着けなかったので、面しているけやき坂から入ったほうがいいかもしれません。
- 「米ナスグリルとトマトソース、水牛のモッツアレラチーズのせ」
- 「ワイルドサーモンのスモークとルッコラを包んだロートリ」
- 「ピザ・クラシカ」をオーダー。
モッツァレラなのでどの料理も濃すぎず飽きが来ない。なのに、このまろやかさと主張しすぎない甘みはどうだ!んー美味!
クラシカは甘みのあるモッツァレラの事で、それを利用したマルガリータのようなシンプルなピザ。モッツアレラとバジルとトマトソースのみですが、三種の風味がきれいに際立っていた。ピッツァ生地を噛んだ時に溢れ出るトマトが本当にジューシーで。
幸せになるための27のドレス [青春・恋愛・コメディ]
★満足度65点
■レストラン紅花が一瞬出てきます
無難に楽しい作品。
ブライドメイト好きの主人公と、結婚式を馬鹿にしているにもかかわらず、結婚式の紙面を担当している記者の恋。
私も個人的には結婚式やりたいと思わないし、日本人のおもてなし文化から外れてると思うから必要ないと思う。
「ハッピーな私たちを見て、来て、お金頂戴」でしょ?
親しい友なら行ってお祝いしたいけど、あんまりな人に呼ばれると人数合わせかなと。おそらく、古来日本式の結婚式(自宅に呼び、親しい人を招き、近所の人が酒や食材を持ち寄り…)ができるスペースがなくなった、というのが、西洋式のマニュアル化された結婚式が蔓延しちゃった理由の一つだと思う。
と、脱線したが主人公はそんなことちぃとも思わないいい人で、27回もブライドメイトやったことが報われる。
キャサリン・ハイグルはダイアン・レイン似だけど、あんまり特徴なさすぎ。
姉の思い人を寝とってしまう妹役を「ライラに首ったけ」でベン・スティラーを振り回したマリン・アッカーマンが好演。どうもおバカな役がお似合いなようでwこの人がどう剥けてくるかが気になるところ。
X-MENに出てたジェームズ・マースデン は、ハンサムだけど喋り方が汚いことが発覚。したっ足らずな感じwでも上司役のエドワード・バーンズの、頭悪そうなハンサムよりは全くいい!
好きな人をとられた主人公が、妹を陥れるべく、結婚前のパーティーみたいな場で妹の遊び人っぷりを暴露しちゃうのが一番の見どころ。
ひどいのは妹の方なのに、主人公は親友からも叱られるし、自己嫌悪に陥って謝っちゃったりするわけ。気持ちを伝えなかったのは自己責任ってことか?日本だったら、周りの人間が妹に対して「酷いわねぇ」とか言って、社会的に陥れそうw
そんな散々な主人公だけど、ストレスなくハッピー・エンドになるからラブ・コメは楽しいですね。