ソウ3 [ホラー・モンスター]
★満足度30点
あまつさえ殺人は冒してないと言う始末。しかも人の命を賭けてゲームだと?いくら映画とはいえ3まで来ると腹立つわ
ハンニバルしかり、ゾディアックしかり、フレディやらの猟奇物を安心して見れる訳は、犯人が自分の殺人を言い訳にしてないところ。もう人知を超えたところにあるので「悪の対象」として純粋に恐怖だけを味わうだけだ。
ジグソウは逆恨みの上に、自分は偉いんだと言わん許り。それも「ゲーム」と称する。
これは絶対子供に見せたくない映画。
何が一番怖いって「現実感が麻痺した」殺人が最近多いから…。ゲーム感覚の殺人が一番怖い!! 4なんかみるもんか!!
28日後・・・ [ホラー・モンスター]
★満足度65点
■青春ゾンビムービー
近年流行ものの゛感染物゛。
【地球最後の男】と同じく、謎のウイルスに感染された人間たちが健常者を襲う、という図式(なんであいつらは共食いしないのだろう)。
ただこの映画は普通のゾンビ物と違って、軽快なロックにのせて疾走感のある仕上がりになっている。
主人公が軽薄すぎて笑える。登場人物も間抜けで無防備、ウイルスは動物にはきかないらしいが感染元は猿なんだよな、とか突っ込みどころ満載だけどまあいいか。
途中、軍隊にほっぽり出された主人公が、あたかもゾンビのように周りを徘徊するのが滑稽。この逆転劇は小説の『地球最後の男』へのオマージュかもしれない。
DEATH NOTE [ホラー・モンスター]
★満足度70点
原作読破者としては公開時の評判の良さに期待していたけど、松山ケンイチのLのそっくりぶりには驚いた(今更?)。
なんとも魅力のあるLになってました!スピンオフ作品ができたのも、ひとえにケンイチ君が演じたから浮上した企画なんでしょうね。
だってオタクキャラをオタクが演じたらただのオタクだもんね。
(当たり前か・・・)
2作はL対キラのバトルをうまく凝縮してて、ラストは原作読者をうま~く裏切る形に。
藤井竜也の熱演もあってか漫画よりもじんわり考えさせられる余韻が残りました。
自分がデスノート持ったらどうするんだろう、と考えた。
政治を良くしたいと考えてみたが、あしきと思われる要人をたった一人殺しても政治が良くなるわけではないし、かといって道路族のような団体を殺したらいたずらに混乱させるだけだしなぁ。
結局殺すというのが物騒だから、死にたい人、末期がんに苦しんでいて楽にしにたいとか、そういう方を募るのかなぁ…と考えていたら、今週デスノート読み切り編で同じ奴出てきました。
そんでもってニアに「この人殺し」といわれました。
はいすみません、私ちっぽけな正義振りかざしてました。。。
てか私、作者と同じような思いつきを持ったってこと?
私にもデスノート書けるかも!
エイリアンvsプレデター [ホラー・モンスター]
★満足度45点
見ちゃいました…。
相方に押し切られて…
【アース】とか【アメリカvsジョン・レノン】とか、観るべきものは沢山やってるのに…
よりによって『AVP2』!!
AVPこと『エイリアンVSプレデター2』ですよ!
いゃあ〜期待を裏切らないバトルぶりでした。
もう迫り来る恐怖とか全然無くて、ひたすらスプラッターのみ。
今回は子供や妊婦まで餌食になる始末。
プレデターに寄生したエイリアンは、二つの融合で『頭だけプレデター、体はエイリアン』として生まれて来るのだけど、
アップになると区別がつかないから困る(笑)
しかし人間から生まれたエイリアンはただのエイリアンなのに、プレデターから産まれると『プレデリアン』となるのはこれいかに。
と、細かいことはおいといて、今回はオリジナルの持つ閉ざされた空間の中でじわじわと殺されて行く恐怖ではなく、
登場人物が惜しげもなく殺されて行くあけすけなサバイバル感を楽しむべし。
ありがちな謎の東洋人でB級の仕上げをしつつ、続編の可能性も漂わせる。
これでプレデターに勝った唯一の男シュワちゃんと、エイリアン4でクローンとして甦ったリプリーがタッグを組んだら面白いのになぁ。時代が違うけどw
個人的にはプレデターに「侍魂」を垣間見たので+10点。
アイ・アム・レジェンド~地球最後の男~ [ホラー・モンスター]
★満足度80点
すこぶる評判の悪い『アイ・アム・レジェンド』ですが、ふつーに面白かったぞ。
この『地球最後の男 』は何度かリメイクされていて、そのたびにラストやテイストが違い、サブタイトルも変えられている。そして一大ブームを巻き起こしたゾンビ(リビング・デッド)の原案ともなっている。
私は予備知識があるからすんなりと受け入れられたが、不満だった人はもしかしたら『ちょっと感動できるヒューマン・ドラマ』と勘違いしてしまったのではないだろうか。
はっきり言って、テイストだけみればホラー映画と変わらないスタイルだから、タイトルで無粋な想像をしてしまった人はちと痛いのかもしれない。
しかし、ウィル・スミスのこけた顔からにじみ出る孤独に迫った演技といい、暗闇に足を踏み入れる恐怖といい、太陽が陰るその瞬間の恐怖といい、ウイルスに侵された人間たちのおぞましさといい、けっして紡ぎ出されるサスペンスは薄っぺらくはない。
切望する生存者がいても俄かには信用できず混乱するのは『何から話せばいいのかわからない』からだろうし、
生存者の村を信じたくないのは『期待する事に疲れ、絶望したくない』からでもあろう。一見矛盾する人間の心理を適切に表現していて、リアリティがあったと思う。
ラストに納得いかない人が多いようだが、他にどんな結末があるのかなぁ?
だれも最初から最後まで一人しか出ず、何も解決しない映画はみたくないと思うのだけど…絶望したまま生きるより、希望を持って死ぬ方がずっといいし。犬のサムだってきっとそう思ってる。
ワンちゃん、名演でした。
なんだかんだ言ったけどほんとに怖くて、アドレナリン放出しまくって、私的にはストレスなく気分爽快で終われた娯楽作品でした。
ゴースト・オブ・マーズ [ホラー・モンスター]
★満足度40点
おいー。
やっちゃったよ。
どうしてこうB級というかもうB級以下で何級といえばいいのやら、ダメでゆるいホラーばっかり…撮るかなぁ。
てかそれが好きなんだろうけどさ、ある意味期待を裏切らないよね。
「遊星からの物体X」とか「ハロウィン」とか、B級なりの傑作もあるから期待しちゃうんだよね。
なんていうか心のどこかで「へへん。おまえらつまんねーってそろそろだれてねえか?
でも予算ないし、同じようなシーンリフレインしちゃうよ」なんてことを思っていそうで怖いのです、この監督。
アイス・キューブもジェイソン・ステイサムもこんな映画に出るんじゃないよ。
あとパム・グリアーもね、せっかくタランティーノが使ってくれたんだから…次回作は選ぼうね。
あとクレア・デュバルさん、あなた【パラサイト】といい【ノイズ】といい【呪怨】といいね、ホラー好きでしょ。
せっかく【21グラム】とか【アイデンティティー】とかいい映画も出てるんだからホラーもうやめんさい。
まあしょうがないか、ある意味リスペクトされてるからなあ、監督。
俳優メモ>>クレア・デュバル
蓮っ葉な顔で、美人ではないが記憶に残るの作品リスト。
アローン・イン・ザ・ダーク [ホラー・モンスター]
ブレイドはまだ面白かったからいいとして…もったいないなぁ。
という、どうでもいいことが気になりだす程度のホラーアクション映画。
まあゲームの映画化で面白かったのはバイオハザードぐらい。
ネタはいいのに勿体無い。
エミリー・ローズ [ホラー・モンスター]
★満足度85点
■悪魔なんていないのだよ
STORY>>エミリー・ローズは19歳の女子大生エミリー・ローズが怪死した。
彼女の悪魔ばらいを行ったムーア神父は、死の原因を作ったとして過失致死罪で起訴される<<
悪魔憑きで疑問に思うことがある。
キリスト教では『キリストは神の子』で、『神』は『唯一神』なのだけど、そうしたら国・人種・言葉関係なく『神は神』という定義が成り立つ。
で、その定義の元に『悪魔憑き』を考えてみるとやはり矛盾する。
キリスト教徒でなかったり、その他宗教を信じて無かったり、無神論者・不可知論者なんでもいいけど、悪魔がこの世にいるのであれば、『悪魔憑き』で憑く『悪魔』はルシファーしかりキリスト教に出てくる悪魔でなくてはいけないのである。
要するに、悪魔や神が本当にいるのであれば、悪魔や神が人種・宗教・言葉の違いで『憑く』人間を選ぶわけはない。
しかし概ね『悪魔憑き』は、およそキリスト教圏でない、又はキリスト教信者ではない人には起こらない。
無神論者の日本人が突然ヘブライ語を話したり、十字架を怖がったりした事例があっただろうか。
結局、ヒステリックな症状・精神不安定な状況では、その人間が信じている宗教イメージに左右されて幻覚や幻聴を聴く、と普通に考えた方がずっと自然だ。
それにしても裁判モノとしてかなり佳作の【エミリー・ローズ】なのだが、神父を裁判にかける時点で既に「宗教の矛盾」を感じる。
人殺しや強盗をしたのならともかく、神父は「悪魔が憑いている」と彼女を判断し、自分の正しいと思った方法で彼女を救おうとしたのだから、「それが間違っていた」と言われてしまったら、「神父の存在」そのものが
否定されているのと変わらないではないか。
むしろ「病院に行かせるべきだった」責任は両親にあるように思うのだが…。
とにかく色々考えさせられるので、どれだけ怖くても観る価値があると思う。
陪審員制裁判の面白さもあわせて、とてもスリリングだ。
そして、今後自分の身の回りに同じような事が起こったときに参考になる…かも!?
ハンニバル・ライジング [ホラー・モンスター]
★満足度70点
ハンニバル・ライジング 完全版 プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(D)
- メディア: DVD
まだまだ殺し方が荒削りでした。
そんなレクター博士の若さあふるる魅力が堪能できましたwd(^-^)
レクターの幼少期のトラウマを暴いた映画。
沢山のレビュで何故人食いになったのか説得力がなかったと書いてあったので、やや不安でしたが全然問題ありませんでした。
まず戦争下においての人食いは世界中でよくあった話です(主に死体ですが)。
そんな男達がハンニバルと妹ミーシャどちらを食べるか吟味したときに頬をつねりました。肉で柔らかい部分だからだと思います。
ハンニバルは男達のそこを食べる事で、ミーシャの復讐を果たしたとみなすことができます。概ね、人は自分の痛みを味合わせようと考えるので。
また魚をさばくときコックがハンニバルに頬が一番美味しいと教えています。
そこでも今後の事が暗示されています。
叔母のレディ・ムラサキ(すごい名前)が鎧兜をロウソクで飾り立ててるのと、戦国時代の「大阪の夏の陣」の巻き絵が出て来たのには失笑でしたが、彼の武術のルーツが日本というのはとても興味深い。
一番切れ味いい日本刀を最初の殺しの武器にしたトマスハリスは目の付所がイイ。
スマートなハンニバルにぴったりです。
兜の下顎の面を装着した時、ゾクッとしました。
萌えました。
問題のラストですが、ミーシャの殺人シーンを見たショックで心神喪失になり、肉入りシチューをなすがまま食べたのか、シチュー作りを直視出来ずにいて「まさか僕には肉は入ってないだろう」と思っていたのか、それはわかりません。
私は両方知らない場合いつも映画を先に見るのですが、これは原作を読むのが楽しみですね。
ちょっとトラウマシーンがしつこく、もうちょっとコンパクトにまとめられたと思いますが、レクター愛好家は必見です。