レ・ミゼラブル [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度100点
突然踊り出したり、歌い出したりして、その違和感でミュージカル映画が苦手な人もいるだろう。
私も、【チキ・チキ・バン・バン】など、ミュージカルならではの楽しさを提供する映画ならまだしも、わざわざ別録音でミュージカル映画にする必要性があるのかと、首を捻る事も多い。
しかし今回は違う。
歌のもつ訴求力があまりに凄く、涙腺は弛みっぱなし、胸は何度も熱くなり、余韻で座席を立てない程だった。
今回は、その場で演じながら歌い、それを撮影するという生録音方式がとられているため、俳優の熱のこもった歌と演技がそのまま感じられたのが、成功の要因。
クローズアップも多用され、俳優たちの表情から息遣いまで伝わる。
全員の、役への入り込みようは凄い。
私は、今までミュージカル映画はアフレコなのだと思っていたら、先に歌と演奏を録音して、それに合わせて演技パートを撮影するというのが主流だったそうだ。
だから、演技と声の表情がちぐはぐだったり、後から演技のアプローチを変えたくてもそれができず、演技に制約が出てしまっていたのだそうだ。
なんて勿体ない!
今度から、俳優の歌唱力さえ許せば、生録音が主流になるかもしれない。
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ジャンバルジャンの生きた時代は、フランス革命の後、ナポレオンの更盛も終わり、衰退の時期。
後半、学生運動のくだりは、ジャンバルジャンの存在が霞むほど熱いドラマが繰り広げられるが、つくづく日本との違いを感じる。
フランスでは、民衆の手で王家を滅ぼし、政治を民衆の手で模索し始めた。
日本では明治維新が近代化の先駆けとはいうが、武士という言わば官僚たちのクーデター。民衆は醒めた目で事の経過を眺めていたという。
どちらがいいか悪いかを判じたいわけではないが、民衆が国のルールを変えてもいいのだ、という意識はフランスの方が強く、決められたことには従うものという日本との温度差が、この時代決定的になったのだと感じる。
パンひとつ盗み、脱獄を図った罪で、20年以上の刑期に処されたジャンバルジャン。
何万人も存在しただろう罪人の中で、ジャンバルジャンは小粒だと思うが、なぜジャベールはあんなに執拗に追ったのだろう。
ジャンパルジャンとジャベール。
対照的な二人のドラマが、キリスト教的な「赦し」と「罪」というテーマを内包して全編貫かれる。
ジャンパルジャンが性善説に基づく生き方をしているなら、ジャベールは性悪説信奉者。
複雑なジャベールの心理がこの映画の肝だと思うのだが、受け取り方は人それぞれだろう。
独白で、自分も罪人だったが這い上がってきた、いうセリフがあったが、もしかして彼はジャンバルジャンと同じ様な目にあいながらも、そこから今の地位を築いたのかもしれない。
そして、出頭無視したジャンバルジャンが市長になったのが許せなかったのかもしれない。
罪人の本性は変わらないと疑い続ける彼は、自分自身をも常に疑い続け、法に徹底的に殉ずることによって、法によって決定付けられた自分の人世を正しいものに定義したかったのかもしれない。
法は生物で、変えてもいいということになれば、法によって裁かれた自分はいったいなんなのだ、という思いもあったのかもしれない。
そう考えれば、法を破って市長にまでなったジャンバルジャンが憎かったとしても不自然ではない。
しかし彼はジャンバルジャンに「許されて」しまった。
互いに憎みあっていると思えるからこそ、ジャンバルジャンへの執念は揺らぐことはなかった。
法に固執するあまり無味乾燥な人世を送ってきたジャベールは拠り所をなくし、信念も揺らぐ。
しかし彼の死は、アンジョルナスらの大いなる未来に向けての信念の死の前では、矮小な出来事でしかない。
凄い対比だと思う。
より良い社会を、人間の尊厳を求めて闘ってきたアンジョルナスやジャンバルジャンらの魂はひとつに縒りあって、民衆の歌へと昇華する。
すぐに結実しなくとも、その魂はコゼットら子孫や幾人かの民衆に種子を残す。
それが死んでも心に生き続ける、ということなのだろうと思う。
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リーアム・ニーソン版のレ・ミゼラブルは、全体に抑制のきいた演出。ジェフリー・ラッシュの演技は、ラッセルクロウとはアプローチが違うと感じた。
失敗すれば異様な執着心をもつ矮小な男になるところを、ただ一つの行いをひたすら求める男の姿に昇華させた。
その姿はひたすらお上に忠実で、法度に厳格な武士、を彷彿とさせた。
武士の情けをかけられた自分を恥じ、わざわざジャンバルジャンの前で手錠をかけて川に飛び込む姿は、まるで切腹のよう。潔いジャベール像だと思う。
スパルタカス [歴史絵巻・文芸作品]
血の伯爵夫人 [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度80点
■ジュリー・デルピーの崇高な美しさに酔う
処女の血を浴びて美貌を保ったという悪名高きエリジェベート・バートリ。
彼女の伝説は本当だったのか。
若き恋人イシュトヴァンの回想録で物語は始まる。
エリジェベートが陥れられた主人公としての視点ではない。あくまで、イシュトヴァンがエリジェベートと出会い、直接会話された部分が映画の「真実」で、彼が父の謀略により引き離された後のエリジェベートの兇行は「父から聞かされた話」による想像でしかない。
要するにイシュトヴァンも私たち観客も、彼女を信じるか信じないかは己次第なのだが、語り手であるイシュトヴァンは彼女を信じきる意志がなかった。
この映画は、イシュトヴァンによる想像と現実のつなぎ合わせがうまい。一連の流れがとても自然だ。
バートリが恋に落ちるまでは恐ろしい程テンポが速く進む。
やはりそれもイシュトヴァンがエリジェベートに出会うまでの、誰かから「聞いた話」だからだと思う。
その後、二人が愛し合う過程は言葉少なだけれども丁寧に描かれ、イシュトヴァンとの仲を引き裂かれた後、彼に捨てられたと勘違いし気が触れるエリジェベートのくだりはまさにサイコホラー。
数年後に彼女を捕らえに行く命令をうけたイシュトヴァンとエリジェベートとの再会によって、再び映画上の「真実」パートが始まるのである。
夫の留守中の荘園運営を預かり、インテリで、決して派手ではないが、透き通るような美貌を持ち、貴族からも一目おかれている。
彼女は子どもの時から冷徹な洞察力があり、好奇心の旺盛な人だった。
植物の種が芽を生やすなら、インコを植木鉢に埋めたらどうなるのか―。
一見冷酷な行動も、彼女にとってはただの実験でしかない。
こういった行動はのちに成人してから侍女としてレズビアンの相手として魔女を侍らせ色々な化粧品や薬を処方させたり、処女の血を浴びると若返る効能を「発見した」と思い込む行動に説得力をもたせる。
エリジェベートは若い時にも一度召使(農夫?)との仲を引き裂かれている。
その男が目の前で殺されても、取り乱すことはなかった。
寧ろその時には愛は消え、無様に殺されるしかなかった能力の低い男への憐憫と、どうにもならないものへの執着は自分自身のためにも絶つべき、とでもいうような達観した眼差しを寄せていた。
しかし無慈悲で残酷だったわけではない。戦場での負傷者のための救護院を建設したり、国庫が足りない王に金銭を融資したり。肥え太るカトリック神父を侮蔑し堂々と寄付を断ることもできる、この時代には珍しい自立した女性だ。
そんなエリジェベートが、武勇の誉れ高き夫が熱病であっさり死んだ後、若きイシュトヴァンと一目をはばからず恋に落ちる。
これが彼女を陥れようとするイシュトヴァンの父親や、財産を没収したい国王の側近に絶好の機会ではなかったと何故いえよう。
見終わってみると、やはりいくら何でもあのエリジェベートが夜な夜な処女を血祭りに…?と思わずにはいられない。
結局、幽閉される際のイシュトヴァンに向けられた彼女の目が、この映画での真実を物語っていたと私は思う。
イシュトヴァンは捕らえるはずのエリジェベートと茵を共にしてしまった程慕情があるにも関わらず、父や側近の言葉に抗うこともできずに彼女の幽閉に加担しまうのだ。
彼女の目は若い時と同じように、侮蔑と愛情と達観に満ちていた。
愚かな男たちへの憐憫とでもいうような。
それを可能にしたのはジュリー・デルピーの崇高な美しさ。老いても滲み出る色気が、この作品のエリジェベートを可能にした。監督・脚本など主要パートは全て一人で担っている。凄い才能だと思う。
レッドクリフ Part II 未来への最終決戦 [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度70点
レッドクリフ Part II -未来への最終決戦- [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- メディア: Blu-ray
おおむね楽しめたんだけど、「大味だなー」という印象。
三国志を詳しく知らない私でもそう思うのだから、知ってる人は薄っぺらいと感じるのでは。
疑問なのは小喬が作戦を知ってて単独行動に出たのか、それも周ゆの作戦のうちだったのか(女性を使うとは思えないが)。
風向きを知っていて引き止め作戦に出るという計画なのなら、あの団子のシーンの冗長なこと。ちょっと鼻白んでしまった。
さらに残念なのは曹操の知力のかけらも描かれなかったこと。
割と曹操が気に入ってしまったのだが、あれだけの大軍を率いる将として、水軍が攻撃された後何も打つ手なしというのは無いだろう。きっと原作ではもっと駆け引きがあったんじゃないか?
俳優のオーラは伴っていたのだから、余計惜しい
尚香が敵陣に忍び込むのもいいけど、あれで女だとばれないのもちとキツイ
信頼を通わせる男が「ほんとは女だと気づいていたが…」という(顔をするとか)シナリオの方が(ベタだけど)まだグッとくるような。
爆発シーンの轟音で少し気持ち悪くなってしまったので評価が低いのかもしれないけど、少し冗長的・男たちのドラマが薄っぺら過ぎました。見せ方がカッコいいだけに惜しい…
諸葛孔明は、前線にはたたないのね(笑
小中高生向け。
レッドクリフ [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度70点
小説版・三国志を挫折した私がいうのだから、間違いなくこれは「三国志入門」にうってつけの映画だと思う。
ぶっちゃけ女性が戦国時代や三国志の類いが苦手なのは、○万とか○万騎とかいう数がピンとこないし、陣形などの説明が「そんなに細かく書かれても想像できない!」ってのも敬遠理由だと思う。
その点、現代の技術を駆使して、膨大な数の戦闘シーンをビジュアル化してくれたから、どんな戦いだったかわかりやすいし、曹操軍の圧倒的有利も手に取るようにわかるってもんだ。
冒頭の戦闘シーンは各々の個性を際立たせて劇画のようだし、八卦の陣はまさしく漫画チック。
血シブキはバンバン出るがグロくはない点もよし
ただ、渋い演出を期待してもダメ。そこはジョン・ウーだから、ラブシーンも男同士の褒めたたえあうセリフもベッタベタ
原作ファンはどう思ったかなー…(ちなみに後ろの年配の方は「陳腐だ!」と怒ってらっしゃいました)
個人的には琴を弾きあうシーンが、どうしても上手い演奏に聞こえなかったのだけど…。トニー・レオンは口数少なくても、存在感で物語れる演技力があるけど、小喬との掛け合いがなんともいえずチープで、イメージフィルムっぽい。台詞が少ないくせにほとんどが無駄な会話。琴の掛け合いで、周ゆが決心したことを醸し出しているのに、そこをあえて口に出してしまうのは演出のエの字もない
あらためて、だが、このような漫画チックな映画を観ると、黒澤映画などの哲学的ともいえる戦争映画が物凄く心にズシンと残る
戦闘シーンの面白さで★4つ。個人的には趙雲がお気に入り。星野仙一そっくりの曹操にもびっくりしたけど・・・
ブーリン家の姉妹 [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度80点
■王を駒にした危険な賭け
ドロドロの姉妹劇とか、単調なメロドラマとか色々な批判があったが、そうではなかった。
確かに、宮廷の男たちは計算で動かない女に苛立ち、女たちは感情を理解しない男を非難する。
アンはフランスで処世術を学び、計算と巧みな話術で王を惑わすが、誤算だったのは駆け引きで得た恋は愛に成就しなかったということだ。
それは本心から異性を愛することをしなかったからだと思う。
王妃の座についた彼女を陵辱したヘンリーは一過性の欲望を満たしたにすぎなく、交わったそのときアンの足場は一瞬で崩壊してしまったのだ。
しかし映画では時の流れは感じないが、アンは8年も王に体を許さなかったという。
その間に駆け引きだけが存在していたとは考えたくないし、多少なりとも情愛のかけらがあったと思いたいのは、女心なのだが…。
しかし、ヘンリーはアンの後も女性にことごとく子供を産ませては、男子が生まれなかった途端、捨てている。それを考えると、そもそも情でどうこうと動くタイプでは無かったと思うしかない。きっと生まれながらの王だったのだと・・・。
本物のヘンリーはブ男に見えるが(失礼!)、一種のカリスマ性はあったのだろう。
アンは一見ひどい姉のようにみえるが、妹を蹴落としたいのではなく「王」を振り向かせたかっただけ。目的が大きすぎるため、妹のことなどある意味眼中になかったのだ。
だから妹にあっさり「そばにいなさい」と命令できたのだと思う。
アンの娘、エリザベスの辿る道も、愛を求めつつその点では報われない人生だった。
アンの気性の強さを受け継いでいたのでしょうね・・・。
なんにせよ、近親相姦の疑いを裁く裁判で、あんな気軽に死刑判決を出せることが驚きだった。
アンの現実主義な一面が、逆に驕りを生むことになってしまったのだろう。
エリザベス ゴールデン・エイジ [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度75点
一人の女性としての葛藤と悩みに焦点を当てた映画だ。歴史として焦点があてられる部分はかなり短いスパンだと思う。
スペイン王のフェリペ二世がどのようにヨーロッパ全土に「聖戦」を席巻していったかも、冒頭のナレーションで軽く触れるだけで具体的な戦略や政治の面は語られず、アルマダの海戦にいくまでの流れがちょっと長い気もするのでもしかしたら戦争スペクタクルを期待した人は物足りなさも感じるかもしれない。
ただ暗殺者に対するエリザベスの神々しいまでの凛とした佇まい、使者に対する毅然とした表情、ウィットにとんだあしらい方、エリザベスという人間のつぶさを、とても魅力に感じるはず。
キスを求める情景などは痛々しいほど清潔感を感じる。
女性なら誰でも切なくなる場面が、必ずある。
自分を必死で抑えるエリザベスに、涙を誘われます。
アマルダの海戦で戦士を鼓舞する姿は、「ジャンヌ・ダルク」を彷彿とさせる。
エリザベスのポートレート映画ともいえます。
ケイト・ブランシェット以外にはこの役は演じられないかも。
彼女は着狂いだっと言われるが、その説の通り映画でもさまざまな美しい衣装をとっかえひっかえ。
恋や愛や子供などの代償のはけ口なのかな。
前作の【エリザベス】をもう一度観たくなりました。
★満足度90点
マリー・アントワネット [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度55点
ソフィア・コッポラのマリー・アントワネット。どうだったかと言われれば微妙だ。
マリーを純ですれていないティーンエイジャーとして描く前半はいい。
夫となかなかHに漕ぎ着けられない、すねた女の子。それがどんな意味を持つのかの重要性も特に気負う事なく、贅沢に見えるけど平凡な宮殿生活に飽きていく。仮面舞踏会も、賭博もフェルゼンとの恋も若さの持て余しでしかない。
ただ、フランス革命の運気高まる中、彼女がいかに現実に打ちのめされるかの、ドラマティックな展開がない。
夢うつつから別世界の生き物(平民)に引きずり出されてもプライドをみせお辞儀をする、王妃としての“目覚め”に説得力がないのだ。
なのにラストも妙に達観してて後半は流れがやっつけ仕事的。
最後まで夢うつつの女の子なら、バルコニーのシーンは省くくらいの斬新さが欲しかった。残念
マリア [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度70点
マリアの結婚、イエスを馬小屋で出産するまでの顛末をつぶさに描き出した物語。ある意味聖書そのままの話ですが、神や天使は声や夢に現れるまでなど、出番は抑えめ。
その点で一般女性の目線をマリアと同じレベルまでもってこれたとは思う。
ケィシャ・キャッスル・ヒューズのマリアはうーんという感じ。
夫ヨハネの暖かさ・誠実さが際立つ分、邦題のマリアがかすれてしまった感。
ま、それはつけた方が悪いんですけど…
とにかくヨハネの献身的な姿勢には胸をつかれるものがある。
エリザベト役のショーレ・アグダシュルーもとても良かった。
もともと人柄がいいんでしょうねぇ。母性を見事に体現していた。
二人の旅の物語はひたすらに長く苦しく、神の子を宿した夫婦というより、ただ一つの無力な夫婦として目に映り、そんな彼らを応援せずにはいられなかった。
キリストが生まれるまでの物語を知らない人は「処女懐胎」と「受胎告知」という有名なテーマを手軽に理解できて良いと思う。
それと同時に、イエスであってもなくても赤ちゃんが生まれた瞬間てとびきり素敵だよねー…としみじみ泣けてしまったのである。
キングダム・オブ・ヘブン [歴史絵巻・文芸作品]
★満足度70点
キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズ・カット) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: Blu-ray
オーランド・ブルームは主役だとかすむなぁ…。
ロード・オブ・ザ・リングのエルフ役があまりにも眩しくて忘れられないんだよ。最初に適役やっちゃった人の悲劇かな。
そもそも十字軍というのはヨーロッパが中東を支配したいだけの口実のためにつくられた大義名分なようなもので、最初は高貴で高潔であったはずの戦士達が遠征先で小さな独立国家をつくって私服を肥やしていき、それを邪魔に思ったローマ法王が最後には異教徒扱いし裁判にかけるというなんとも複雑な歴史を持つ組織なのだが、その点話はかなり忠実につくられているようで、十字軍内部で統率がとれなかったりエルサレム王を人格者に描写したりと、地味ながらも説得力がある映画。
ただ、それゆえにメリハリがついていない気も。
冗長気味になって、全体的にずっと暗い。
いいラストなのだが、希望の光があまり差してこない…。
俳優メモ>>リーアム・ニーソン
主人公を導く、実は父親だった十字軍の英雄ゴッドフリーにリーアム・ニーソン。
今回も鍛冶屋(パイレーツとかぶる)の息子に剣の指導をします。
(スター・ウォーズのクワイ・ガン・ジンのように…)
この人には本当に指導役が似合う。