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STAR WARS/スカイウォーカーの夜明け [★STAR WARS]

満足度★45点

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■すべて終わらせる→全てやり直せ



場当たり的な制作陣たちによる一貫していない新シリーズの綻びを、なんとか修正した形。 

レイの出生の秘密は明かされるも、前二作とのつながりから唐突感は否めず、また、その設定ならば、エピ7からいくらでも違う展開をみせられたはずなのでは?と思わざるを得ない。


期待したランドの登場も地味。エピ8のローズ(私は嫌いではない)は、まるでいないかのような扱い。新たなキャラ、ジャナもフィンに心寄せる。フィンってそんなもてキャラ?

全編、エピ8が必要だったのか?と思わせる慌ただしさ。


完結して思う。

キャッチコピーを「全てやり直せ」に変えたい。3作一貫したストーリーがないのなら、作るべきではなかった。


●エピ7

・エピ4の焼き直しのようなストーリー

・カイロ・レンの軟弱さ

・ライトセーバーの扱いの軽さ

・戦いに勝った側が30年後に窮地に陥っていることで、エピ4~6(そしてローグワン)の出来事がまるで意味がなかったかのような喪失感


エピ8

・ルークの隠遁の酷すぎる動機。弟子を闇討ちするような性格に変えたことへの憤り。

・レジスタンスの杜撰すぎる計画。冒頭の爆弾輸送船ののろさ。輸送船なら脱出がばれないからと旗艦船廃棄しておきながら、向かう星が丸見えなのでバレバレ。


●そして今回

・おしゃべり大好きシディアスは、レイをなぜ殺したがったのか?

…シスは弟子と一対で行動するとされてきた。レイが孫であれば、最初からレイをダークサイドに取り込もうとしてもおかしくない。素材としてはレンよりレイのほうが勝っているのに、最初からレイを殺したがっていたのは何故?

・・・やはり、エピ7制作時にはそういう設定ではなかったのだろう。だから行動に一貫性が全くない。かつて最高議長だった頃の、用意周到なパルパティーンからは想像がつかない。

・パルパティーンの周囲にいた陰の存在は、ダースモールの星ダソミアや、通商連合の奴らなど実際のエピソードにでてきたキャラで肉付けしたほうが良かったのでは…パルパティーンが孤独な老人に見えてちょっと滑稽。


・パルパティーンはいったいいつ子供を作ったのか。理由はなぜか。最高議長の時代なのか。


・フォースの拡大解釈・・・物の瞬間移動とか、傷を治すとか、命を与えるとか、エピ8から引き続きもはや何でもアリに。シスの「死を欺く技」が生命力を吸い込むことなのかもしれないが、修行が足りずジェダイでもシスでもないレイやレンががその応用のような力を使えてしまうのは、言葉がでない。行き当たりばったりの脚本といえよう。


●カイロ・レンを振り返る・・・彼がいかにぶれまくっていたか

・マスク修理したのにほぼ被らない

・レイにしつこくストーキング。「おまえの力を試した」とかのたまう

・レイとの二戦目、腹刺され「殺せ」と開き直るも、「私はおまえとは違う」とフォースで傷を治してもらうという屈辱を受ける

・レイに負けた後、何故か母親と父親のことを想い、今さら改心する

・レイを助けにシディアスの元に向かうも、自分のライトセーバーを捨てたので、レン騎士団にリンチされる。・・・どうしてもレイアのライトセーバーを使わせたかったのかもしれないが、丸腰で乗り込むとかありえない。レン騎士団との戦いで落としてしまって、レイが渡すという流れでも良かったのでは。

・なんでレイに対して両親は酒のためにおまえを売ったと嘘をついたのか?→脚本変えたんだなという制作陣の裏側が透けて見えて興ざめ


あっさり星を破壊したり、カイロ・レン憎しで情報を反乱軍に渡していたハックス将軍の方が、よほどダークサイドに染まった人間といえる。弱いけど。


「パルパティーンの孫」「ハン・ソロとレイアの息子」という最高の素材を手にしながら、発展性がなく、キャラクターの動機づけが不十分な脚本にしかできなかったのが、本当に謎であり、もうちょっと娯楽性に富んだものにできなかったのか残念を通り越して失望。もちろん誰もが納得できる脚本にするのは無理だとは思う。

だが、新三部作は、未知の話に誘われるワクワク感というものが全く無かった。うだうだしてるレンを延々と見せられた感じ。


結果的にレンとレイの恋愛が軸になるものいいのだが、これだったらレイの両親を殺したのは共和国側で、それを知ったレイは暗黒面に落ちてしまい、共和国側にいた自信過剰な青二才のベン・ソロがレイに恋してしまって、暗黒面に落ちたレイを命を賭してレンが助けるという完全恋愛映画でも良かったのじゃないですかね。

エピ8の異質感が残って7,8はまるで心に残らなかった。ただ公開当時から思っていたが、エピ8の画のかっこよさ、悲劇性、一種の崇高さが全編に漂っていたのは認める。ただ非常に話が暗いけれど。その分余計、7.9が意外性のない話に見えるんですよね。

9はレイの最後のセリフにじんときました。そこだけが救いですね。

 

六本木00:00の回に参加しましたが、カウントダウン?とうたっている割にはオープニングでカウントダウンは行われなかったし、前回より拍手もまばらで、みんなの熱がどこか冷めている雰囲気は否めなかった。前回はやっとルークの活躍が見られるのか!と期待もあり、タイトルロールで拍手喝采だったが、今回は身構えているという雰囲気。終映後も「まあこんなもんか」という雰囲気でした。一番盛り上がったのは上映前のコスプレ写真撮影会!笑 


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